忍者ブログ

Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
カテゴリー「◇ 雑記」の記事一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 本日から夏時間なのであります。時計の針が一時間進んで日本との時差が7時間になるのであります。が、さみー。なんなんだって言うくらい寒いよ。
 まぁ、寒いっつったって12、3度はある(と思う)ので真冬の寒さに比べれば大したこと無いのですが、なまじ束の間の春を味わっただけに風雨が身に沁みます。一度贅沢を覚えてしまうと貧乏生活には戻れないっていうあれですね。さみー。
 そういやこれでRecent Entries欄のタイトルが二字熟語で揃いましたよ。や、もしかしたら10+は二字熟語じゃないかもしれないけどね。

 ところで、今朝母から電話が掛かってきました。朝の3時半に。いや、その時は夢うつつ状態で意識がおぼろげだったので電話が鳴ってるということがすぐに把握できず、起き上がった時には切れてしまったのです。で、きっと間違い電話だったんだろうとすぐに寝直したわけですが、数時間後に起きた時、もしかしたらと思い当たって実家に掛けてみたらやはり犯人は奴であった。
「あ、ごめん、なんか時差の計算間違っちゃってさ、8時半かと思ったら3時半だったのよ!慌てて切ったんだけど、起こしちゃった?」
 と笑ってました。笑い事じゃないよ・・・ 起こしちゃった?じゃないよ・・・ どういう計算したら5時間も間違えるんだよ・・・
 で、わざわざ伝えたかった肝心の用事は何かといえば、
「あんたが送った荷物、5個中4個届いたよ」
 という一刻を争うような緊急連絡でした。用事ってそれだけ?と問いました所、
「そう、それだけ。届いたから教えてあげようと思って」
 とのことでしたが、「あ、そう」としか答えようがないよ・・・ 3日後には直接顔を合わせる、というか直接その荷物自体を目にすると言うのに、それってわざわざ国際電話で伝えるような話なのか・・・ いや、まぁ、いいんだけどさ・・・
 
 さて、それはともかく、今年は久々に日本の桜が見られそうです。
 いやー、何年ぶりかなー。や、イタリアにも桜はあることはあるのですが、桜並木とかはないしさ、夜桜っていう雰囲気でもないしさ、やっぱ趣が違うんだよねー。
 ってことで、俺の帰りを首洗って待ってろよ、日本全国の桜ども!
PR
 先週はやたらと暖かくてすっかり春模様だったのですが、今週に入って突然寒波の野郎が戻ってきました。気温にして軽く10度は違う。あれ、もうとっくに出かけたと思ってたのにあんたまだこんな所にいたの?え?ちょっと戻ってきたって、また何か忘れ物でもしたの?ってな感じですよ。
 私の住んでいる地域では雨風続きの毎日ですが、北部では雪まで降っているらしい。農作物も被害に遭ってるみたいだし、喜んでるのはスキーヤーだけだろ、これ。

 さてそんな寒さの中、私はここ2週間ほどまたもやイタリアのお役所仕事に振り回されておりました。まぁ、彼らのいい加減さは今に始まった話でもなく、いつか終わるというものでもないのですが、そうと分かってはいてもやっぱり疲れるわなー。

 今回の問題は、というか、今回も問題は滞在許可証。1ヵ月半以上も前に更新申請した滞在許可証がまだ出来ていないのです。
 まぁ、発行に1ヶ月以上掛かるのはごくごく普通のことなので別にそれ自体はいいのですが、私今月27日に一旦日本に帰ることになってまして、再びイタリアに戻ってくるのが多分9月くらいになるんですわ。
 最近、郵便局経由で手続きが出来るようになり、許可証が発行されたら当局から呼び出しが掛かってブツを引き取りに行くというシステムになったのですが、早いところ発行してもらわないと帰国日になってしまう。で、一旦日本に戻ってしまうと9月まで呼び出しに答えることが出来ない。指紋登録などがあるため他の人に行ってもらうわけにもいかないので、大丈夫なのかなぁ、困ったなぁと思いながらじりじりと待っていたわけです。
 サイトで手続きの進捗状況が分かるとのことなのでちょくちょくチェックしておりまして、そろそろ出来てないかなぁと仄かな期待を抱きつつ今月頭に覗いてみたところ、なんとびっくり、「書類不備のため手続処理停止中」 の文字が!

 ちょっとちょっとこの期に及んで書類不備ってなんなの一体、窓口の人が2人がかりでチェックしていたあれは一体なんのためだったの、と驚き慌てて翌日手続き窓口に行ってみたところ、受付のお姉ちゃんがニッコリ笑って言うには、 「あぁ、これは誰にでも必ずでるメッセージだから大丈夫。書類は全く問題ないから安心して」 なんだとか。なーんだ、よかったー。
 ・・・って、いや、よくないだろ、全然!不備がないのに不備のメッセージ出したらみんなびっくりするじゃないか!てか、本当に不備があった時もこうやってスルーされたらどうするんだよ! 
 と、まぁ、色々言いたいことはありましたが、イタリア人のやることをいちいち深く考えていても仕方がないのでその辺りはさらりと水に流し気を取り直して、上記の引き取り問題について質問してみたわけです。
 するとそのお姉さんは非常に困った表情で、「さぁ・・・ よく分からないけど、とりあえず引換証があるから大丈夫じゃないかな」 と。
 ごめん、こんな質問をして君を困らせるつもりはなかったんだ。そんな表情をさせたいわけじゃなかったんだよ・・・ と私はそう言ってそっとお姉さんを抱き締めたりなんかは勿論せず、おいおい 「よく分からない」 とか 「大丈夫じゃないかな」 とか、窓口の人がそんな頼りないことでいいのかよ、とちょっと呆れたりしたわけですが、まぁ、係りの人がそう言うんだったら大丈夫だろうとその場はそう思っておくことにしたのです。

 が、やっぱりなんとなく落ち着かなかったので、今週頭に別件で窓口に出かけた際、念のため別の人にもう一度聞いてみたのですよ。
 そしたら、 「召集に答えられないのはまずいから、何かしら手続きが必要だと思う。詳しくは窓口の責任者と相談してくれ」 と言うので、そうだよなぁ適当に放っておくって訳にはいかないよなぁと思いつつ水曜日に出直して責任者の方に相談してみた所、 「それは出発前に当局に一言断っておかなくちゃならないな。事情説明の手紙を書いて、中央警察署に提出に行くこと」 と言われたわけです。
 なんだよこんな間際になって中央警察署行きかよ、こんなことならいっそ質問しなけりゃ良かったよ、などとも思ったものの、まぁ、何かしらやっておいた方が後々のためにいいだろうと思い直して金曜日に出掛けてきたわけだ、中央警察署に。2時間半並びましたよ。
 で、警察の人に事情説明して手紙を提出したところ、

「事情は分かったけど、でも、召集は警察がやるわけじゃないからなぁ」
「え?違うんですか?」
「郵便局経由だから郵便局だね」
「あの、でも、受付窓口の方に手紙を書いてここに提出するように言われたんですが・・・」
「本当に?まぁでも、別に必要ないしねぇ。はい、これ返しておくよ」
「はぁ・・・」
「ただ、今君の手続き状況をサイトで見てみたらどうやら書類に不備があるらしいんだけど・・・」
「いや、それはそういうメッセージが出るだけで実際は問題ないらしいんですが・・・」
「あ、そうなの?でも、実際どうなのか確かめられないしねぇ。ここからじゃ手続きページに入れないから詳しいことが分からないんだよね」

 あのう、郵便局と警察署の連携は一体どうなっているんでしょうか・・・ 各々勝手に動いているんでしょうか・・・

「えーと、結局私はどうすればいいんでしょう?」
「まぁ、今のところ手続き状況が分からないしどうしようもないから、そのまま日本に戻っていいよ。とりあえず引換証もあるし」
「じゃあ、特に何かの手続きをする必要はないってことですか?」
「そうだね。9月に戻って来た時に滞在許可証を引取りに来れば、こっちとしては別に問題ないから」

 ・・・まぁ、要するにね、色々気を廻してあちこち出向いたものの、結局頼りないと思っていたあのお姉さんの判断が一番正しかったっていうね、そういうオチ。
 この間カルネヴァーレが終わったと思ったら、そろそろパスクワの時期が近付いてきました。まぁ、そろそろって言ってもまだ1ヶ月近くも先の話でして、今年は4月15日なんだそうな。
 因みにパスクワは春分後最初の満月の後の日曜日。なので毎年日程が変ります。キリスト教者にとってはクリスマスと並ぶ重要なお祭りなわけですが、まぁ、異教の徒からしてみればぶっちゃけわりと地味な存在だよなー。
 ま、そんなわけで、宗教文化的には全く部外者の私ですが、せめて食文化的には祭りに参加しようと、パスクワのお菓子 「コロンバ」 を買って参りましたよ。既にスーパーには例に寄って例の如くコロンバの箱が積み上げられてるのですが、今年はちょっと奮発してお菓子屋さんのものをゲット。
 ベリー類、オレンジ、イチジク&くるみ、チョコレート、ピーチとあったのですが、悩みに悩んだ末にピーチを選択致しました。

colomba

 コロンバというのは鳩のことでして、つまりはこのお菓子、鳩をかたどっているわけなのですが、まぁ、言われなきゃ分からんよなー。平和を運ぶ白い鳩というよりは寧ろ丸焦げの・・・ あ、いやいや。
 これはちょいと小さめで頭から尻尾までの全長が約25cm、体重550gくらいかな。上に乗ってる白いものは砂糖の塊です。

testacolomba

 で、早速頭をちょん切ってみましたよ。生地はパネットーネと似た感じですが、ピーチ風味がちょっと新鮮で旨かった。
 コロンバに関しては形が重要なのか、お菓子本体にあまりこれといった定番がないような気がします。パスクワにコロンバを食べるのはわりと最近の風習という話を聞いたことがあるんで、そのせいかもしれません。生地も普通のスポンジだったり、上に乗ってるのがアーモンドスライスだったり色々。
 あ、下の皿がヒビ入ってるように見えますが、これはもともとの模様なので念のため。

 そしてパスクワと言えばやはり卵。てなわけで、チョコの卵もゲットしましたよ!私のことですから、もちろんこんな感じでございます。

uovo

 高さ20センチくらいの卵型チョコレートの中にちょっとしたおまけが入っているという、まぁ、言ってみればでっかいキンダー・サプライズみたいなものなのですが、これまたきらびやかにスーパーに並んでおります。ただ、チョコレートはケーキ類と違って時期が過ぎても値段が下がらないんだよね。売れ残ったら回収し、溶かして別製品に作り直すんだとか。
 さて、それはともかく中に入っていたおまけ、でっかいエンブレムとFORZA JUVENTUSの文字も輝かしいハンカチもなかなかなのですが、

fazzoletto


rosa

 これがやたらと気に入ってしまった。06-07シーズン所属選手が勢ぞろい!
 やー、紙製組み立て式のぺらいブツなのですが、冗談でも皮肉でもなく本気で凄い嬉しい。我がユヴェントスご一行様、現在部屋の本棚上の一等地に鎮座ましましておりますよ。
 こうして組み立てると見えなくなってしまいますが、真ん中の列の人達はちゃんと椅子に座っていて、最後列の人達は立っているのです。なかなか芸が細かいじゃないか。
 にしても、やっぱネドヴェドは目立ちますな。どこにいてもすぐ分かる。一方我らがキャプテンは最後列の向って右端にいるのですが、あれ?普通小さい人は前の方に・・・って、誰ですか、そんなこと言ってるのは。

 なんにせよ、復活祭ってことで、ユーヴェの華麗なる大復活を祈願してみた次第です。
 FORZA JUVE !
 昨日小包を出しに郵便局に行ったのですが、その際、膝を変な風に捻って(?)しまいまして、現在非常に不便な状況にあります。咄嗟の曲げ伸ばしが出来んので左足だけ伸ばしたまま棒でも入ってるかのような感じで歩いているのですが、寝返り打つのすら痛いのが困り物。
 まぁ、踵のある靴で12キロの荷物を抱えて階段や坂道上り下りしたら膝に負担もかかるわなー。もう少し物事考えて行動するべきだわなー。
 で、一晩寝れば治るかと思いきや全くその気配がないので、とりあえずえっちらおっちらと歩いて近所の薬局に行き湿布を買って来たわけです。10枚入りで19ユーロ(約2850円)。おいおい高ぇな湿布、と思いながら使用上の注意を読んでみたのですが、

?上部切り取り線に沿り、袋をはさみで切って開けます。
?袋から湿布を取り出したあと、ジップ部分を押さえながら再び袋を閉じます。
?湿布の薬効部分を保護しているビニールを剥がします。
?患部に湿布を貼ります。

 ・・・?〜?って必要な説明なのだろうか・・・ しかもご丁寧に図解付きで・・・ いや、よく考えると?もあまり必要ではない気が・・・ まぁ、数年前まで湿布というものが存在しなかったイタリアのこと、?の説明は必要かもしれないけどさ・・・
 なんにせよ、袋をはさみで切って開けろとか、湿布を取り出したら袋を閉じろとか、相当どうでもいい事を説明しておきながら、どんな症状に効くのかとか、何時間ごとに貼り替えるべしとか、こういう部分には使用を控えるべしとか、そういう肝心なことが一切書かれてないのが面白い。
 いや、一応お薬関係なのであんまり面白がってる場合でもないような気がしますが・・・

 まぁ、そんなわけで今日は薬局に行った以外は一日部屋におりました。恐らく500歩くらいしか歩いてないような気が。折角暖かくて散歩にもよさそうな天気だったのになぁ。
 そんでもってあれだね、動かないとおなかも減らないもんだね。
 先月デル・ピエーロが本を出しました。まぁあれだ、あの小次郎が 「自伝・猛虎」 を出すご時世ですから、デルピだって本の1冊や2冊出そうというものです。
 タイトルは 「10+」。で、こちらが表紙。

copertina

 ずっと気になっていたのですが、ようやく時間が出来たので、本屋に向ってダッシュ、ダーッシュ、ダッシュ!キック&ダッシュ!っつー感じで早速読んでみましたよ!
 
 「猛虎」と違っていわゆる自伝ではなく、2006年という特異な年に体験したこと、その時の心境などを写真に撮る感じで綴ったものだそうで、 ドイツ戦のゴール、ワールドカップ優勝、 ユーヴェ降格とセリエB、カペッロとの確執なんかがメインの内容。他にも98年の大怪我、PK秘話(?)、FKのコツなどについて触れられています。
 で、それとは別に 「思い出の10試合」 「一緒に戦ってみたかった選手10人」 から 「好きな食べ物10種」 まで、様々なお題について10項目がリストアップされ、ちょっとしたコメントが付けられたりなんかもしていたり。これはあくまでも10個ランダムに上げてるだけで順位付けはあえてしないのがミソだそうな。
 個人的には、「世界のサッカーチーム」 の中にFC東京が入ってたことと 「好きなアニメ」 の中にキャプテン翼が入ってたのが特記事項でございました。デルピは確か翼が好きなんだよなー。

 基本的にプライベートをあまり見せないデルピですが、本書ではいたるところで奥さんのことをのろけておりましたよ。例えば 「好きな匂い10種」 の中の1項目が、
「ソニアの匂い。初めて出会った時に彼女が付けてた香水の匂いには幸せな瞬間が凝縮されてる」
 だったりして、こいつぅ、公の出版物で正々堂々とのろけまくりやがって!そんな少々こっ恥ずかしいくらいの甘い台詞を吐くなんざ、お前は一体どこの若林源三だ!どこのエル・シド・ピエールだ!と非常に微笑ましかった。
 なんかこう、19才のあの華奢な青年が今や立派に所帯を持つようになったんだねぇ・・・大きくなったねぇ・・・などとしみじみ感慨に耽りながらハンカチの端でそっと涙のひとつも拭いたいような気分です。

 えー、デル・ピエーロは私にとって色々と複雑な思い入れのある現役最愛の選手なわけですが、誠に一方的ながら、なんというかこう、ある意味身内みたいな感覚なんだよね。
 サッカーに限らず贔屓チームがおありの方には分かって頂けるのではないかと思うのですが、私にとってユーヴェはいわば家族のようなものでして、選手はみんな家族の一員みたいな感じなのです。ぶっちゃけ、遠いリアル親戚の冠婚葬祭よりはユーヴェ選手のそれの方がよっぽど身近に感じるしなー。
 で、その中でもデルピは特に自慢の兄弟というか、まぁ、言ってみればそんな感じなのですよ。なので奥さんと犬と猫(6匹!)と仲良く暮らしてると思うととっても嬉しい。幸せそうでなによりだぜ、カピターノ!  

 で、代表やクラブでの出来事とその時の心境、周辺エピソード等々も面白かったのですが、FKやPKなど、純粋にプレイについてのコツや感覚を語っている部分がとても興味深かったです。やっぱこういうのは選手自身にしか分からないもんなぁ。

 以下は冒頭の1章。読みながら94年のフィオ戦のあのゴールや3年前のミラン戦のオーバーヘッドアシストなんかを思い出したりしましたよ。

・・・Read more...

  
Calender
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
Search
Copyright ©  -- Carpe Diem --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]