Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.
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☆ 老貴婦人のハッピーバースデー
さてさて、11月1日のブレーシャ戦にももちろん行ってきましたよ!
イタリアでは11月1日は 「諸聖人の日」 という祝日(まぁ、要するにハロウィンみたいなもの)なのですが、それと同時にユヴェントスの誕生日でもあります。今年で 御年109歳。
てなわけで、旗を担いでサポーター一同もお祝いに。

109というのはなんとも中途半端な数字ですが、クラブ史上最大の危機にある今年こそ一致団結しようということなのか、この日からユヴェントス・チャンネルというユーヴェ専用チャンネルが開始するということもあってなのか、ユーヴェOBがスタジアムに駆けつけて、「老貴婦人」ことユヴェントスのお誕生日パーティが試合前に開かれました。そんなこんなでもちろんチケットは完売。
今回の私の席は前回とは対角の位置にある2階席で、前回に比べて若干センター寄りではあるものの、位置が高くなってピッチからは少々遠い感じ。
フロジノーネ戦でデルピが200ゴール目を決めた暁には、ブレーシャ戦前に記念セレモニーがあるだろうと予想して正面スタンドの出来るだけ中央寄りの席を取ったのですが、多少端にずれても1階席にしておけば良かったなぁとちょっぴり後悔。
でもまぁ、スタジアム自体がさほど大きくないので試合は良く見えるんですけどね。で、これが本日のチケット。

お誕生日会に駆けつけたのは109年のユーヴェの歴史を代表する24人の早々たるメンバー。ボニペルティ、ベッテガに始まって、プラティニ、リッピ、フェッラーラ、タッコーニ、ラヴァネッリ、ジェンティーレ、トリチェッリ、デシャン・・・などなど、ユーヴェ・ファンにとっては正に夢のような顔ぶれでした。これだけのメンバーが一同に会することは今後もそうはないだろうなぁ。
ただ、招待されていないのか、それとも招待されたけど断ったのか、バッジョ、ヴィアッリ、ジダン、トラパットーニが居なかったのがちょっと残念でした。
ヴィアッリとトラップさんはお仕事があって来られなかったのかな。バッジョはともかく、ジダンはW杯の一件がなければ来ていたかもしれないなぁ。
あと、スタンド貴賓席にはペソットも来ていたようです。夜にテレビのニュースで見たのですが、元気そうで本当に良かった。
さて、セレモニー開始。一人一人紹介アナウンスと共に名前が呼ばれ、OB選手もしくは監督がトンネルから登場してユニフォームを受け取りピッチへと散って行くのですが、どこで配っていたのやら、スタンドではかなりの人が白黒ストライプのビニール旗を持っていて、選手が出てくる度に歓声と共に振ってました。いやはや、実に壮観でしたよ。

センターサークルにはケーキが置かれ(この写真ではなんだか分かりませんが、これはケーキなのです。かく言う私も暫くしてからようやく気がついたのですが)、一人一つずつ蝋燭の火が点けられていくという段取り。ケーキの周りに立ってい るのが往年の名選手&名監督達です。
プラティニは登場するや南クルヴァ近くに行って手を振ってました。プラティニはねー、私がユーヴェファンになるきっかけの選手なので、遠目とは言え生でお目にかかれて、本当に感慨深かった。
まぁ、ぶっちゃけ、いちいちねちねちとうるせえよプラティニ、と思うことも時々あるのですが、偉大なプレイヤーであることには変わりない。なんと言っても、岬君の尊敬するプレイヤーでもあるしね!
で、最後に現職キャプテン、デル・ピエーロが大歓声の中登場し、続けて200ゴール記念セレモニーへと突入。
デルピがボニペルティにキャプテンマークを付けて貰っていたのですが、なかなか心温まるシーンでございました。
てか、上手い具合にこのセレモニーに200ゴール目が間に合って良かったなぁ。凄いタイミング。これを計算してわざとなかなか決めなかったのかしらとか思っちゃいましたよ。いや、まさかそんなことはないでしょうが。デルピは試合に備えてその後すぐに帰って行きました。
因みにボニペルティというのは過去のユーヴェの大ストライカーで、クラブの名誉会長。ユーヴェのシンボルとも言える存在です。ユーヴェでは182得点を決め、クラブ歴代2位のゴール記録を持っている人。あ、もちろん、1位はデルピですよ!
現役を終えてからはフロント入りしてユーヴェに貢献したのですが、その最後の大仕事がデル・ピエーロの獲得だったのです。そんなわけで、この間のデルピ200ゴール目の時も、「とても嬉しいよ、デル・ピエーロは私がユヴェントスに贈った最後のプレゼントだから」とコメントしていました。

さて、そうこうするうちに、南クルヴァには「109」の横断幕が。
そしてパーティーの最後は夢の共演ということで、OBの間でのパス回しを。皆が一蹴りずつしたあと、プラティニからボニペルティにパスが渡ってそこでシュートかと思いきや、意表をついてワンツーで返し、プラティニがゴール&ガッツポーズ!もう、スタジアム中大喜び。
それにしても皆さん、お年を召したとは言え(ボニペルティなんか86歳だしな)、パスが正確なのは流石でした。

上の写真は南クルヴァに挨拶に行く元ユーヴェ選手&監督。クルヴァを横切るでっかい横断幕には、「LA NOSTRA TENACIA E LA NOSTRA FEDELTA` SONO 109 ANNI DI SOTORIA CHE MAI NESSUNO RETROCESSERA`」(我々の粘り強さと忠誠心には109年の歴史がある。誰も絶対にこれを剥奪することは出来ない」とありました。
その後、ユーヴェの歴代応援歌が流れ、皆で歌っていたのですが、私の隣のおじさんは手拍子つきで歌いながらノリノリで踊っていましたよ。皆さんにお見せしたいくらい凄かった。
何にせよ、とても楽しいお誕生日パーティーでした。
イタリアでは11月1日は 「諸聖人の日」 という祝日(まぁ、要するにハロウィンみたいなもの)なのですが、それと同時にユヴェントスの誕生日でもあります。今年で 御年109歳。
てなわけで、旗を担いでサポーター一同もお祝いに。

109というのはなんとも中途半端な数字ですが、クラブ史上最大の危機にある今年こそ一致団結しようということなのか、この日からユヴェントス・チャンネルというユーヴェ専用チャンネルが開始するということもあってなのか、ユーヴェOBがスタジアムに駆けつけて、「老貴婦人」ことユヴェントスのお誕生日パーティが試合前に開かれました。そんなこんなでもちろんチケットは完売。
今回の私の席は前回とは対角の位置にある2階席で、前回に比べて若干センター寄りではあるものの、位置が高くなってピッチからは少々遠い感じ。
フロジノーネ戦でデルピが200ゴール目を決めた暁には、ブレーシャ戦前に記念セレモニーがあるだろうと予想して正面スタンドの出来るだけ中央寄りの席を取ったのですが、多少端にずれても1階席にしておけば良かったなぁとちょっぴり後悔。
でもまぁ、スタジアム自体がさほど大きくないので試合は良く見えるんですけどね。で、これが本日のチケット。

お誕生日会に駆けつけたのは109年のユーヴェの歴史を代表する24人の早々たるメンバー。ボニペルティ、ベッテガに始まって、プラティニ、リッピ、フェッラーラ、タッコーニ、ラヴァネッリ、ジェンティーレ、トリチェッリ、デシャン・・・などなど、ユーヴェ・ファンにとっては正に夢のような顔ぶれでした。これだけのメンバーが一同に会することは今後もそうはないだろうなぁ。
ただ、招待されていないのか、それとも招待されたけど断ったのか、バッジョ、ヴィアッリ、ジダン、トラパットーニが居なかったのがちょっと残念でした。
ヴィアッリとトラップさんはお仕事があって来られなかったのかな。バッジョはともかく、ジダンはW杯の一件がなければ来ていたかもしれないなぁ。
あと、スタンド貴賓席にはペソットも来ていたようです。夜にテレビのニュースで見たのですが、元気そうで本当に良かった。
さて、セレモニー開始。一人一人紹介アナウンスと共に名前が呼ばれ、OB選手もしくは監督がトンネルから登場してユニフォームを受け取りピッチへと散って行くのですが、どこで配っていたのやら、スタンドではかなりの人が白黒ストライプのビニール旗を持っていて、選手が出てくる度に歓声と共に振ってました。いやはや、実に壮観でしたよ。

センターサークルにはケーキが置かれ(この写真ではなんだか分かりませんが、これはケーキなのです。かく言う私も暫くしてからようやく気がついたのですが)、一人一つずつ蝋燭の火が点けられていくという段取り。ケーキの周りに立ってい るのが往年の名選手&名監督達です。
プラティニは登場するや南クルヴァ近くに行って手を振ってました。プラティニはねー、私がユーヴェファンになるきっかけの選手なので、遠目とは言え生でお目にかかれて、本当に感慨深かった。
まぁ、ぶっちゃけ、いちいちねちねちとうるせえよプラティニ、と思うことも時々あるのですが、偉大なプレイヤーであることには変わりない。なんと言っても、岬君の尊敬するプレイヤーでもあるしね!
で、最後に現職キャプテン、デル・ピエーロが大歓声の中登場し、続けて200ゴール記念セレモニーへと突入。
デルピがボニペルティにキャプテンマークを付けて貰っていたのですが、なかなか心温まるシーンでございました。
てか、上手い具合にこのセレモニーに200ゴール目が間に合って良かったなぁ。凄いタイミング。これを計算してわざとなかなか決めなかったのかしらとか思っちゃいましたよ。いや、まさかそんなことはないでしょうが。デルピは試合に備えてその後すぐに帰って行きました。
因みにボニペルティというのは過去のユーヴェの大ストライカーで、クラブの名誉会長。ユーヴェのシンボルとも言える存在です。ユーヴェでは182得点を決め、クラブ歴代2位のゴール記録を持っている人。あ、もちろん、1位はデルピですよ!
現役を終えてからはフロント入りしてユーヴェに貢献したのですが、その最後の大仕事がデル・ピエーロの獲得だったのです。そんなわけで、この間のデルピ200ゴール目の時も、「とても嬉しいよ、デル・ピエーロは私がユヴェントスに贈った最後のプレゼントだから」とコメントしていました。

さて、そうこうするうちに、南クルヴァには「109」の横断幕が。
そしてパーティーの最後は夢の共演ということで、OBの間でのパス回しを。皆が一蹴りずつしたあと、プラティニからボニペルティにパスが渡ってそこでシュートかと思いきや、意表をついてワンツーで返し、プラティニがゴール&ガッツポーズ!もう、スタジアム中大喜び。
それにしても皆さん、お年を召したとは言え(ボニペルティなんか86歳だしな)、パスが正確なのは流石でした。

上の写真は南クルヴァに挨拶に行く元ユーヴェ選手&監督。クルヴァを横切るでっかい横断幕には、「LA NOSTRA TENACIA E LA NOSTRA FEDELTA` SONO 109 ANNI DI SOTORIA CHE MAI NESSUNO RETROCESSERA`」(我々の粘り強さと忠誠心には109年の歴史がある。誰も絶対にこれを剥奪することは出来ない」とありました。
その後、ユーヴェの歴代応援歌が流れ、皆で歌っていたのですが、私の隣のおじさんは手拍子つきで歌いながらノリノリで踊っていましたよ。皆さんにお見せしたいくらい凄かった。
何にせよ、とても楽しいお誕生日パーティーでした。

さて、30分ほどのパーティーが終わり、現実に戻ってウォーミングアップ中の皆さん。ストレッチなんだろうけど、こうして見ると笑えます。
なんとなく、北詰監督に土下座している東邦イレブンを髣髴とさせる姿勢ですな。後ろに 「バーン!!」 という効果音を入れたい気分ですよ。

スタジアムに到着した時にはまだまだ明るかったのが、試合が始まる頃には段々暗くなってきました。空にも月が。

17:30、キックオフ。センターサークルにはもちろんアレ・トレコンビ。

アウェイとは言え、パーティー中はすっかり置いてきぼりだったブレーシャの皆さん、その鬱憤を晴らすかのように試合開始直前に発炎筒大作戦を開始。
そのせいで、試合立ち上がりのピッチはこんな感じに。

煙いじゃないか。

今日は立ち上がりいい感じで攻めていて快調な滑り出し。開始早々のトレゼゲの惜しいヘッドに続き、7分にはデル・ピエーロのFKのチャンス! そしてそこは流石のスペシャリスト、低めの弾道できっちり決めてくれて、早くも1−0に!
やー、それにしてもデルピ、相変わらずいいFK蹴るよなぁ。今シーズン、TIM杯を入れればこれで3本目。
後でスポーツニュースでしっかり映像を見たのですが、低くぐーんと伸びて行ったかと思ったら、GKが触ったか触ってないかのところでいきなりがくんと落ち、脇の下をワンバウンドしてゴールインしておりました。新聞ではGKのミスみたいな書かれ方をしてましたが、あれはデルピのFKを褒めてやれよと思いましたよ。
更にその後の23分、左側コーナー近くでボールを持ったデルピがクロスともシュートとも取れるボールを蹴り、それがゴール右端にイン!
会場ではデルピのゴールとされていて皆大喜びだったのですが、リプレイで見てみると、ジャンプした相手DFの手に当たってちょっと軌道が変わってるんだよね。
そんな訳で、新聞によってデルピの2ゴールだったり相手のオウンゴールになってたりとなんだかよく分からないことに。確かに当たってはいるんだけど、クリアミスがゴールに入ったってわけじゃなく、ヘディングでクリアしようとジャンプした時に振り上げた手にたまたま当たってるんで、なんとも微妙な感じなんだよなぁ。
デルピ自身は、「あれは100%僕のゴール。相手に当たっても当たってなくてもどっちにしろ入ってたよ。だから今の記録は202ゴールね」と言い張ってました。
まぁ、あれだ、仮にエリア内でハンドをとられたとしたらPKなわけだしさ、相手もオウンゴールの記録が残るのはあんまり嬉しくないだろうし、デルピの2得点にした方が皆幸せなんだから、そういうことにしておこうよ、と思わないでもないですが。
どっちにしろ、公式記録がどうなるのかはっきりして欲しいですよ。
前半終了直前にもネドヴェド→トレゼゲで3点目が決まったかと思いきや、オフサイドで取り消しに。 でもあれ、オフサイドじゃなかったよなー。勝ってるからいいけど、前節に引き続きまたかよ、って感じですよ。
それにしても、今日もネドヴェド王子は素晴らしい公務執行振りでした。どっから来るんだ、あの体力。

こちらはボケボケかつごくごく小さなデル・ピエーロの後姿。今回は2階席の上に、すでに辺りが暗くなっていたので、私の軟弱デジカメではイマイチ綺麗な写真は撮れませんでした。
でも、前半はデルピ側だったのでしっかりそのプレイを目に焼き付けてきましたよ。昔に比べるとスピードはかなり落ちてるけど、柔らかいボールタッチ、意表を突くヒールパス、ネドヴェドとのナイスワンツーなどなど色々楽しませてもらいました。やっぱり大好きだ!

ハーフタイムにはプリマヴェーラ(ユース)のリーグ優勝、カップ戦優勝の表彰式も。

さて、2点リードして安心したのか、後半はちょっとだれた感じに。デルピも前半頑張りすぎたのか後半は明らかに運動量が落ちてたしなー。
下は相手のFK。まぁ、さほど怖い思いもせずに切り抜けました。
それにしても今日はブッフォンが暇でよかったよ。ここ数試合、散々苦労かけたからね・・・

双方ともこれといったことが起こらないので試合終わり頃にはクルヴァも退屈してきたのか、次から次へと応援コールのレパートリーを披露してくれました。
デルピから始まって、トレゼゲ、ネドヴェド、デシャン、ユーヴェ応援歌と続き、イタリアチャンピオンは俺達だコール、ブレーシャくそったれコール、カペッロの母ちゃん売春婦コール、ズラタンお前はジプシーだコール、2−0だざまあみろコール、ブレーシャお前ら早く家に帰れコールなどなど、相変わらずの皆さんでしたよ。
てか、やっぱカペッロとイブラヒモヴィッチは相当恨まれてんだな・・・
さて、試合の方は最後の最後でネドヴェドへのファールで相手が一発退場というハプニングがありましたがそのまま2−0で終了。
試合後、デル・ピエーロを始めとする皆がこっちの側まで挨拶に来てくれて嬉しかったですよ。こんなに間近で見たのは初めてだ!
何より、5日間でデル・ピエーロのゴールを3本も(今のところ2.5本と言うべきか)見ることが出来たわけで、幸せタンクは溢れんばかりに満タンですよ。これで暫くの間エンジン全開で気持ちよく走り続けられるぜ!
そうそう、フロジノーネ戦終了後にスタッフやデルピが着ていたTシャツ(前回記事ラストの新聞の写真参照)が欲しいなぁと思っていたら、オフィシャルではないものの、早速スタジアム外のグッズ屋さんで売っていたのでゲットして参りました。 その場で着ている人も結構いたなー。

表は「SOLO JUVE 200」(オンリー・ユーヴェ 200)、後ろは「200 VOLTE ALEX」(200回アレックス)と書いてあります。
さて、デル・ピエーロがクラブのお誕生日にゴールのプレゼントをし、これで戦績は1分け8勝。先月27日の最終裁定でペナルティが8ポイント軽減されたこともあり、勝ち点16で順位表でも一気に3位に。ブッフォンの無失点記録も661分に伸びましたよ!
段々フィットしてきてこの日いいプレイをしていたブームソンが怪我で戦線離脱したのは残念だけど、この試合で先発デビューした若干20歳のマルキシオがいい動きをしていてこれからが楽しみです。
この調子で次のナポリ戦も勝ってくれ!
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