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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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☆ ラウール讃歌
 昨日 (というか今朝) はドイツ杯準決勝のバイヤン戦でした。
 いやぁ、面白い試合だった!まさか勝てるとは思わなかったよ!おかげで今日一日、いい気分で過ごせました。

 シャルケはなんか知らんが、いきなり守備の組織と連係が良くなっててびっくりしたぞ。
 ここのところずっと、これは内田を鍛えるための守備特訓か何かなの?というくらい、いつも1人で広大な範囲をカバーし、頻繁に1対2の戦いを強いられている内田ですが、今日はちゃんとフォローが来てた。
 攻撃も基本カウンター狙いとはいえ、今までよりもしっかりした意図と形が見えたし、これまでとは別のチームのようでした。

 やっぱあれか、問題はフンテラールだったのか・・・ 
 いや、頑張ってほしいんだけどさ、フンテラール・・・

 そしてノイアーは相変わらず素晴らしい守護神っぷりだったよ!カッコよ過ぎて死ぬ!
 ロッベンと交錯して倒れた時、うっちーがすかさず駆け寄ってきて、 「大丈夫?」 ってやってたのにちょっと萌えてしまったのは、ここだけの話です。
 
 我らが内田君はと言えば、「危なげない」というわけではなかったし、特に2枚目のイエローを警戒したのかラスト15分はちょっとヒヤヒヤしたけれど、全体としてはリベリーを良く抑えてました。二人の駆け引きはなかなか見応えがあった。リベリー、かなり苛ついてたよな〜。
 監督とチームメイトにも褒められたって言うし、まずは良かった良かった。

 にしても、ラームを削ってイエローをもらったり、わざとなんだか偶然なんだかリベリーに足引っ掛けてぶち切れられたり、あやうくPK献上しそうになったり (よく見るとまったくセーフなんだけど)、なんだかとっても、うっちー劇場な一戦だったな〜。ある意味、この試合のキーマンだったのは間違いない。

 しかしあれだね、イエローもらっても、リベリーに鬼の形相でガン付けられても、相変わらず飄々と無表情なのが笑えますな。ホント、いいタマだ。
 リベリーとの前回のマッチアップの後は、「正直ギリギリだった」 って言ってたし、今回は 「殴られるかと思った」 とか言ってるけど、そんな様子はおくびにも出さず、お気楽高校生みたいな顔で淡々とこなしてるように見えるってのは、これはDFとして結構な武器なんじゃないかとも思うぞ。相手にしてみれば焦りも感じるだろうし、イラっと来るだろうからさ。
 そんでもって、「殴られるかと思った」 ってのも相変わらずのコメントですが、「相手を怒らせるっていうのは、いい守備をしてるっていうこと」 とさらっと言っちゃうのが、これまたうっちーらしい。
 
 うっちー、まだまだ課題は一杯あるけれど、本当にセンスのあるクレバーな選手だと思います。シャルケはどうも組織とか戦術とかがアレなんで、内田のクレバーさが一層際立っている感じ。
 そんでもって、攻撃はやっぱり魅力だよなぁ。全体的にもうちょっと攻撃参加が増えると、ぐっと評価も上がると思うんだけど。
 私はラームが好きなのですが、うっちーにはあの路線を参考にしてもらいたいなぁと思っています。ラームを育てたのはマガトだし、期待してるよ!

 なんにせよ、これで来季のEL出場が見えてきた!
 試合後の皆のはしゃぎっぷりが嬉しかったなぁ。ここの所、どんよりムードが続いたもんね。これで心機一転、チームも乗ってくれるといいのですが。
 とりあえず、次のシュツットガルト戦は主力を休ませてあげて欲しいな。折角いいムードになったのに、BMG戦のあれを繰り返したくはないよ。
 リーグの方はもはやどうあがいても同じだし、日本人対決はこの先いくらでも出来るからどうでもいいんで、ともかく万全のコンディションでCLを迎えさせて欲しい。
 特にラウールとうっちーはいい加減休まないと。ラウールは年齢が年齢だし、うっちーはアジア杯があったせいでずっと休みなしだし、二人とも過密日程で毎度あれだけ走らされてたら過労死しちゃうよ。怪我も心配だし。
 ついでに言えば、5日は裏でユーヴェ×ミランがあるのよ!頼むよ、マガト!


 ・・・とまぁ、とっても楽しい気分なので長々と書いておりますが、今日はやっぱりこのお方、ラウール・ゴンザレスさんについて語らねば終われんでしょう!

 もうね、バレンシア戦も流石のCL男だったし、この間のニュルンベルク戦も上手かったけど、今日のラウールのゴールにはちょっと涙が出そうになったよ。
 いつも苦しいところ、大事なところで決めてくれる。押しも押されもせぬスーパースターなのに、誰よりも献身的に走ってくれる。何気ないプレイの一つ一つが高品質。本当に本当に凄い選手だと思います。
 つくづく、バロンドールを獲らせてあげたかったなぁと思うよ。
 バロンドールなんざたかだか一雑誌の賞に過ぎないって言えば言えないこともないし、年周りとか運もあるってのは分かっているけれど、でも、やっぱりラウールは一度はもらってしかるべき選手だったと思うんだ。

 私はレアル・マドリードというチームがあまり好きではありませんが、その象徴である(あった) ラウールはとっても好きなんだな。
 プレイのタイプを始めとして、色んな面でデル・ピエーロとちょっと似たところがあるからかもしれません。

 正直、彼がシャルケで内田と同僚であることについては、これまで少々複雑な気分だったんですよ。
 内田があのラウールと一緒のチーム!内田がラウールにアシストしてハグしてる!一緒にドイツ語の授業受けてるなんて羨ましすぎるぜ、うっちー!
 という至ってミーハー的な思いと、ラウールがマドリの象徴でなくなってしまったという寂しさが混ざりあった気分。ホント、凄くショックだったんだよなぁ、ラウールの移籍は。
 今のサッカー界の趨勢からしたら、いわゆる 「バンディエラ」 という存在を求めるのは牧歌的に過ぎるのかもしれないけれど、それでもやっぱり、ユーヴェのデル・ピエーロ、ローマのトッティ、ミランのマルディーニ、そしてマドリのラウールは、それぞれのチームで現役生活を全うして欲しいと思っていたんでね〜。

 でも、こうしてドイツの地で第二の春を謳歌し、勝利後にサポーターたちに向かって歓喜の雄叫びを上げている姿を見ていると、ラウールがマドリを出てシャルケに来たことは、シャルケにとってもラウールにとっても良かったんだと思えるよ。
 そして、有無を言わさぬパフォーマンスでそんな風に思わせてくれるラウールは本当に凄い。ボキャブラリーが貧困で申し訳ないのですが、凄いとしか言いようがない。
 
 ちょっと前のインタビューでうっちーが、
「試合中、敵に踏まれて足を痛めた後、ドリブルで走り出したところにラウールが横からすっとやって来て、『俺がやっとくからお前は休んでろ』 って感じでボールをかっさらって代わりにドリブルしてくれた。チームメイトを助けるために、そういうことを率先してやってくれるんですよ。スーパースターなのに」
 というようなことを感じ入ったように話していましたが、なんかもう、惚れるよなぁ、ラウール。

 ラウールと一緒に練習し、闘えるなんて、本当に素晴らしい経験だよね。
 若者よ、ピッチの中でも外でも、ラウールから沢山沢山学ぶがいい!

 ラウールさん、バレンシア戦もまた頼みます。
 そんでもって、うっちーもしっかり頼むぞ!
 くれぐれも怪我のないように、活躍と勝利を祈っております。
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