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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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☆ Ciao Romeo
 土曜日のユーヴェはレッチェに4−1で大勝。13節目を終えて、これで一位のナポリと1ポイント差の単独2位に。いやぁ、若手ばっかりで期待と不安が半々だったけど、結果を出してくれて良かったよ。

 ダメダメな前半を終え、後半になって一気に大量得点だったのですが、パッラディーノ曰く、「ハーフタイム中にデル・ピエーロがロッカールームに来て(スタンド観戦してた)貴重なアドバイスをくれたお陰で後半の動きが良くなった。言われたことを実行したら結果がでた」、
 そして素晴らしいFKを決めたボジノフ曰く、「いつも練習後にデル・ピエーロと居残りで訓練して、彼からFKのコツを学んだんだ」 とのことで、おぉ、アレ、流石キャプテンじゃないか!と試合結果に更なる喜びがプラスされましたですよ。

 怪我のせいでピッチ上で姿を見ることが出来ないのは残念だけど、試合に出ていなくてもキャプテンとしてチームを引っ張ってくれてるんだなー、若手とベテランが一緒になっていいチーム作りをしてる感じだなーと、これからのユーヴェがとっても楽しみです。


 ところで、ボジノフはこの試合で2点決めたのですが、1点目が決まった後にユニを捲り上げて下のシャツに書いてある 「Ciao Romeo」 (バイバイ、ロメオ)というメッセージを見せたのですよ。
 ロメオさんというのは何十年にも渡ってユーヴェの道具係をやっていた方で、木曜日に亡くなったばかりだったのです。時々チームの写真や映像にも顔を出していたり、デルピが彼のことを話したりしていたのでファンにも結構知られていたんじゃないかな。私も名前は知っていたんで、ニュースを読んだ時はとっても残念だった。
 で、土曜日はもちろん喪章をつけて試合をし、上記のボジノフのメッセージもロメオさんへの最後のお別れの挨拶だったわけですが、シャツをめくって胸&メッセージを見せたということでイエローカードときた。
なんかもうね、なんなのそれ、と。

 や、基本的にこの判定に関して審判をどうこういうつもりはないのです。まぁ、事情を鑑みて見て見ぬ振りは出来なかったのかなぁとは思うものの、何かと審判に対して風当たりの厳しい時だし、そういうルールがあるから適用したのであって彼は審判の職務を忠実に果たしただけとも言えるしね。あるいはそういうルールがあるって分かってるのにそれでも尚且つやる選手がアホだと言えないこともない。
 たださー、根本的にこのルールの存在自体がどうなのよ、といつも思うのです。
 この間のミラノ・ダービーでもマテラッツィが息子への誕生日おめでとうメッセージを書いたシャツを見せてイエロー頂いちゃってましたが、誕生日にゴールのプレゼントなんて微笑ましくていいじゃないのと思うんだよなー。子供は嬉しくて誇らしいだろうなぁと見てるこっちだってなんとなく幸せな気分になるし(ミラニスタはその限りじゃないでしょうが)、別にこれといった遅延行為になるわけでもないしさ。

 まぁ、一時、政治的なメッセージなんかが流行ったからその影響で出来たルールなんだろうとは思いますが、政治的プロパガンダとか人種差別表現とか相手を侮辱するフレーズとかそういう内容がイエローの対象になるっていうならともかく、メッセージを送るっていう行為自体を禁止することはないだろうと思うのですよ。
 まぁ、どこまでがOKでどこからがアウトなのか判別するのが大変という問題があるのかもしれないけどさ、その辺はその場に応じて審判が臨機応変に判断してくれ、っていうか、臨機応変な判断できるような人が審判やってくれとも思うんだよねー。

まぁ、そんなこんながありましてですね、なんかこう、近年、ピッチ内外の色んな要素がサッカーを徐々に徐々に窒息死させていっているような気がするよなぁ・・・ などとちょっぴりペシミスティックに考えていたりしたのですが、しかしその翌日、ロナウジーニョのあのオーバーヘッドシュートを見て、そんな思いも一気にふっとんだ。
 いや、我ながら非常に現金だとは思いますが、現金だろうとなんだろうとこの際構わんよ。

 ちょっとしたトラップミスを一瞬のひらめきとファンタジーであんなにスペクタクルなゴールに変えることが出来るんだよなぁ。ゴールの美しさそのものよりも、その想像力と遊び心にちょっと感動すら覚えたよ。
 わざわざあんな大技をしなくてもあそこはもっと確実に決められる方法があったはずだと言ってる人もいましたが、大技結構じゃないか!夢じゃないか!ロマンじゃないか!ファンタジーじゃないか!
 いやさ、勝負事の基本は結果だとはいえ、勝敗云々よりも、時にこいう夢を見せてくれる方がずっとサッカー自体のためになると思うのです。あのプレイを見て、自分もロナウジーニョみたいになりたいと憧れる子供達がどれだけいるかっつー話ですよ。つーか、私もロナウジーニョになりたいよ!
 別に私はロナウジーニョを激烈応援しているというわけではないのですが、本当に楽しそうにボール蹴ってる彼を見ていると、(ユーヴェが相手じゃない時は)勝ち負けよりも、今度は何をやってくれるだろうと純粋に楽しみだし、こういう選手がいてくれてよかったなぁとつくづく思います。
 いいなぁ、一日でいいからロナウジーニョになりたいなぁ。

 そんでもって、オーバーヘッドつながりで、04−05シーズンのスクデットの行方を決める大一番、ミラン戦で魅せたデル・ピエーロのオーバーヘッドクロスを思い出したりもしましたよ。
 最初のクロス失敗を咄嗟のひらめきで決定的なチャンスに変えたあれも、正に鳥肌もんだったなぁ。唖然として棒立ちになるミランDF陣が実に心地良かった!ゴールが決まって抱き合うデルピとトレゼゲの姿が最高だった!

 なんかなー、こういう喜びがあるから、なんだかんだ言ってやっぱりサッカーは止められないんだよなー。 
 
 てか、早くピッチに戻って来い、アレ!
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