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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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◇ 「マリー・アントワネット」
 ソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」を観て来ました。宣伝CM見だとなにやら斬新な感じでちょっと期待していたのですが、えー、正直な所、ちょっぴり肩透かし気味だったかも。
 や、決して面白くなかったわけじゃないんですが、新しいアントワネット解釈とか切り口というわけでもなく、これといって映像的な冒険があるわけでもなく、なんかこう、非常に普通だったなぁと。
 てか、あれです。内容はまんま 「ベルばら」 です(全部読んだことはないんですが)。まぁ、流石にオスカル様とかは出てこないけどね。 
 
 時代物にポップスをBGMとして合わせてちょっとミュージカルチックなあたり、なんとなくたけしの「座頭市」を思い出したのですが、でも、あれは盲目の人にとって音やリズムが意味するところをタップで凄く良く表していて、音楽の選択に説得力あって面白いなぁと思ったけど、今回はそう言う意味であんまり必然性がないっつーか、単に奇を衒ってみましたっつーか、でもそのせいで逆にありがちっぽくなってるっつーか、なんつーかまぁ、そんなことを偉そうに思ってみたり致しましたですよ。
 そうそう、映像的な冒険と言えば、途中で突然画面の右端が切れ、反対側の端に青と黄色の綺麗な縦線模様が入ったのですよ。パーティーかなんかの場面だったので、このちょっぴりサイケな色合いは何か効果を狙ってるんだろうか?でも一体どういう意味が?と一瞬本気で考えたのですが、どうやら単に映写技術ミスだったらしく、5分ほどして普通に戻りました。まぁ、単なるミスに釣られて妙な深読みした私もアホだけど、もうちょいしっかりしてくれ、映写技師の人。
 まぁ、そんなこんなで多少期待外れだったところもあるのですが、こういう時代物は衣裳や舞台装置を見てるだけでも十分楽しめていいよね。
 あと、ルイ16世役の人がとってもいかにもな感じでちょっと嬉しかったり。なんか好きなんだよなー、ルイ16世。

 あと、いつも不思議に思うことなのですが、仮面舞踏会だと素性を隠せるからお忍びで云々とかってやつね、あれ、仮面っていっても目元だけしか隠してなかったりするんで、ぶっちゃけどこの誰だか丸分かりなんじゃないかという気がするんですが、その辺どうなんだろう。全く知らないならともかく、知ってる人だったら顔見るまでもなく後姿だけでも結構誰だか分かるもんだと思うんだよな。
 そういうのは分かった上でのお遊びなのかなぁ。バレてるのは暗黙の了解でそこはお互い野暮は言いっこなしってことなのかなぁ。

 色々と疑問は残るのですが、考えても調べても今ひとつはっきりしないんで、とりあえず仮面舞踏会で出会う岬君と源三さんを想像して軽く萌えておきましたよ。いわゆる一つの乙女のたしなみってやつです。
 
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