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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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◇ コミュニストの恋
 最近イタリアの政局がわりかし混乱してまして、右だの左だの中道だの信任だの不信任だのやってるわけですが、それを横目で見ながらマルクスとエンゲルスは果たしてどっちが受でどっちが攻だろうなどと考えたわけです。

 雨の夜更け、ランプの灯りの下で「共産党宣言」の草稿を練る二人。真剣に意見を戦わせるうちに、ある瞬間、ふいに手と手が触れ合い・・・

「カール・・・」
「フリードリヒ・・・」

 ・・・とかなんとかで見詰め合っちゃったりして、めくるめく禁断の世界に足を踏み入れちゃったりするわけだ。やっぱここはちょっと耽美っぽく行きたいところですね!

 で、コトが済んで湯を浴びる二人。雨に降られたヨークシャーテリアみたいなことになってるマルクスを後ろからそっと抱き締めるエンゲルス。こちらは川にはまった山羊のようなことに。
 ・・・あ、いや、彼らも若かりし時から髭面だったわけじゃないのかもしれないけど、なにせ世界史の教科書に載ってたあの写真しか知らんのよ。おかげで現在私の脳内では非常に暑苦しい画面が展開してるわけですが、まぁ、それはともかく、やはりこの二人のこと、閨の睦言には階級闘争やらプロレタリアートやら共産革命やらについてしっとり甘く語り合ったりするわけですね。
「共産主義実現のためには暴力によってこの社会を、ブルジョワたちを徹底的に叩き潰さなくてはならないと思うんだ」
 ちょっぴりやんちゃな台詞を呟きながら、はにかむように笑ってみせるマルクス。
 何せ顔中髭に埋まってるので傍目にははにかんでるんだか目にゴミが入ったんだか分からない感じなのですが、エンゲルスはそんなマルクスに胸をときめかせ、その髭を優しくなでながら耳元で、
「カール、例え私有財産を禁止しようとも、君は僕だけのものだよ・・・」
 とかなんとか言っちゃったりなんかして・・・ って、おいおい、気が付けばなんとなくエンゲルス攻めみたいなことになってるな。

 えーと、まぁ、そんなわけで、時代の波に翻弄される美しくも儚い恋愛模様を丹念に描く大長編エンゲルス×マルクス(リバも可)。二人の男の熱き絆に涙し萌えながら、何気にマルクス思想もばっちり理解できてしまう。
 そんな同人誌を私は読みたい。
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