Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.
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◆ サ.イ.ボ.ー.グ.0.0.9 平.成.版.アニメ感想 (第37話)
第37話覚書き。
#37 「星祭りの夜」
島村君の心の旅の巻。
原作とは大分違った展開になってますが、私はこっちの方が好きだな〜。
誰かに呼ばれるようにして突如旅に出た島村君。自分でも何故だか分からないままにとある駅で降り立つのですが、とりあえずその猫背とガニ股はどうにかならんか。
駅を出るや、いきなり小学2年生くらいの見知らぬ女の子に話しかけられます。
「ふうん。大きくなったわね、本当に」
「君、会ったことあったっけ?」
「あなたのこと、こ〜んなくらいの頃から知ってるのよ、あたし」
「大人をからかっちゃいけないな〜」
とか言ってますよ!島村くんてば!
てか、島村くん、自分のこと大人だと思ってるんだね・・・
そしてまた、
「ねぇ、今日は一日私と付き合ってよ」
「それって、もしかしてナンパ?」
ですってよ!平成島村君の口から 「ナンパ」 だなんて言葉がでるのがちょっとこそばゆい気分。
さて、「黒服の2人組に狙われてるから助けて欲しい」という女の子に「だったら早く家に帰った方がいいよ」と諭す島村君。が、
「いいの・・・ 明日の新聞に私の事が載っていても、あなたのせいじゃないから・・・ 気にしないで」
とか言われ、なんだかんだと丸めこまれて、結局家まで送っていくことに。
島村君は幼女にも弱いということが判明いたしました。
ところで、この女の子、石ノ森キャラによくいる黒目がちの顔なんだけれども、あれだね、小さい子供がこの顔だと、ちょっと気持ち悪いね。あの妙な色気が子供にそぐわないんだろうな。
女の子の名前は 「アリス」。本当の名前は嫌いだから、そう呼んで欲しいんだってさ。
で、ジョーが名乗ろうとすると、「知ってるわ。ジョーでしょ、島村ジョー」と言うので、これには諸々の反応が鈍い平成ジョーも流石にびっくり。で、なぜ知ってるのか聞くものの、はぐらかされて教えてもらえない。
自分の立場を考えたら、名前や素性を知られていたらBG関係かと怪しんで警戒しそうなもんですが、流石は女に甘い島村くん、そんなことは思わないらしい。
その後なんやかんやしながら歩いて行く2人。ラムネアイスを買って、店の軒下で並んで食べてる図がとってもいい感じです。
「ところで、ジョーは恋人とかいるの?」
「・・・え?いやぁ・・・」
「いないわよねぇ」
「・・・まぁね・・・」
「じゃあ、私がジョーの恋人になってあげる」
「・・・ええっ!・・・あっ!(アイスを落とす)」
と、幼女にやり込められている島村君がとても微笑ましく愛らしいのですが、惜しむらくはテンポが悪いんだなぁ。ずっと同じ画像で止まったままだから、せっかくいいシーンなのにもったいない。予算が足りなかったのでしょうか。
その後も続く2人の道中。
アリスにカメラを向けられて、思わずVサインを作るジョー。栗色の髪のハーフのくせに、行動が20年前の日本人です。
でも、途中で風に飛んで川に落ちた帽子を拾ってあげたり、黒服の2人組に襲われたところを助けてあげたり、ちゃんとカッコいいところを見せたりもしていますよ。
「黒い服の男に狙われているっていうのは本当だったのか。君は一体何者なんだ?」
「江戸川コナン。探偵さ」
・・・いや、もちろん、そんなことは言いませんでしたが。
アリスが答えた所によると、彼女はタイムトラベラーらしい。この有無を言わせう飛躍っぷりが、ある意味石ノ森。
てことは、黒服さんたちは悪の組織の人というわけではなく、タイムパトロール隊みたいな人なんですかね。
で、なんでアリスが現れたかというと、かつて交わした「一番会いたい人に会わせてあげる」って約束を果たすためらしい。ジョーが子供の頃に会っているんですね、この2人。
ジョーが会いたい人に会うにはタイムトラベルが必要なんだけれども、アリス曰く、いつでも時間を跳べるわけじゃなく、元の世界と跳びたい世界とを繋ぐものがなくては駄目なんだって。で、今日がそのための絶好の日なんだとか。
その後、2人は山奥へ。辺りは既に暗く、こんなところを誰かに見られたらジョーは間違いなく幼女略取でとっつかまりそうな雰囲気です。
さて、山を登って2人で夜空を見上げていると、わし座流星雨が。
「一番会いたい人を強く思うのよ!」 というアリス。目を閉じて素直に言われた通りにするジョー。
ややあってジョーが目を開けると、隣のアリスが消えている。
驚きつつも山を駆け下りて行くと、浴衣姿の子供たちが七夕の笹飾りを川に流してるところに出くわします。
1人の女の子の笹飾りが何かに引っかかって止まってしまったのを見て、川に入り、流れに乗せてあげるジョー。彼女が書いた短冊には「おかあさんにあわせてください」とある。
で、ジョーは女の子に 「君の願い、かなうといいね」 と言うのですが、丁度その時、わし座流星雨が降ってくるのね。
ここで、ジョーは、アリスが行っていた 「二つの世界を繋ぐもの」 がわし座流星雨だと気が付くわけです。
で、その瞬間、自分が会いたいと願った人が、目の前にいる女の子だということにも気が付く。
俯いて、「おかあさん・・・」と呟き、静かに涙を流すジョー。
これがまた、いかにもジョーでなぁ・・・
・・・というところで、ジョーは目を覚まします。元の電車の中。「あれ?どうして僕は泣いてるんだろう」とか言いながら、なんだか分からないままに電車を降りて歩いていく。
なんだ、夢落ちなのかよ!と思ったらそうではなく、電車の座席には黒服2人とアリスが。この取り合わせ、思わず警察に通報してしまいそうです。
「時間を乱さないよう、あの少年の記憶からはタイムトラベルの記憶は消しておいた」
という、仕事きっちりの黒服氏。が、それに答えてアリス曰く、
「あら。記憶は消せても、ここ (胸を押さえつつ) には何か刻まれたはずよ」
ほんのり不思議テイストのお話で、なかなか面白かったです。
色々変なところはあるんだけれども、のどかな田舎の風景や、蝉の声や、夏の暑さや、そういう雰囲気を楽しむお話だったかな。
七夕と言えば、岬君って小さい頃、短冊のお願いごとに 「かあさんに会いたい」 って書いたことがあるんじゃないかなぁと思っています。
でも、書いてもそれはつるさないのね。思わず書いちゃったんだけど、やっぱりそれは吊るさずに折りたたんでしまってポケットに入れて、新しい紙をもらって、「サッカーがうまくなりますように」 とか書き直してつるす。
そんなイメージです。
島村君の心の旅の巻。
原作とは大分違った展開になってますが、私はこっちの方が好きだな〜。
誰かに呼ばれるようにして突如旅に出た島村君。自分でも何故だか分からないままにとある駅で降り立つのですが、とりあえずその猫背とガニ股はどうにかならんか。
駅を出るや、いきなり小学2年生くらいの見知らぬ女の子に話しかけられます。
「ふうん。大きくなったわね、本当に」
「君、会ったことあったっけ?」
「あなたのこと、こ〜んなくらいの頃から知ってるのよ、あたし」
「大人をからかっちゃいけないな〜」
とか言ってますよ!島村くんてば!
てか、島村くん、自分のこと大人だと思ってるんだね・・・
そしてまた、
「ねぇ、今日は一日私と付き合ってよ」
「それって、もしかしてナンパ?」
ですってよ!平成島村君の口から 「ナンパ」 だなんて言葉がでるのがちょっとこそばゆい気分。
さて、「黒服の2人組に狙われてるから助けて欲しい」という女の子に「だったら早く家に帰った方がいいよ」と諭す島村君。が、
「いいの・・・ 明日の新聞に私の事が載っていても、あなたのせいじゃないから・・・ 気にしないで」
とか言われ、なんだかんだと丸めこまれて、結局家まで送っていくことに。
島村君は幼女にも弱いということが判明いたしました。
ところで、この女の子、石ノ森キャラによくいる黒目がちの顔なんだけれども、あれだね、小さい子供がこの顔だと、ちょっと気持ち悪いね。あの妙な色気が子供にそぐわないんだろうな。
女の子の名前は 「アリス」。本当の名前は嫌いだから、そう呼んで欲しいんだってさ。
で、ジョーが名乗ろうとすると、「知ってるわ。ジョーでしょ、島村ジョー」と言うので、これには諸々の反応が鈍い平成ジョーも流石にびっくり。で、なぜ知ってるのか聞くものの、はぐらかされて教えてもらえない。
自分の立場を考えたら、名前や素性を知られていたらBG関係かと怪しんで警戒しそうなもんですが、流石は女に甘い島村くん、そんなことは思わないらしい。
その後なんやかんやしながら歩いて行く2人。ラムネアイスを買って、店の軒下で並んで食べてる図がとってもいい感じです。
「ところで、ジョーは恋人とかいるの?」
「・・・え?いやぁ・・・」
「いないわよねぇ」
「・・・まぁね・・・」
「じゃあ、私がジョーの恋人になってあげる」
「・・・ええっ!・・・あっ!(アイスを落とす)」
と、幼女にやり込められている島村君がとても微笑ましく愛らしいのですが、惜しむらくはテンポが悪いんだなぁ。ずっと同じ画像で止まったままだから、せっかくいいシーンなのにもったいない。予算が足りなかったのでしょうか。
その後も続く2人の道中。
アリスにカメラを向けられて、思わずVサインを作るジョー。栗色の髪のハーフのくせに、行動が20年前の日本人です。
でも、途中で風に飛んで川に落ちた帽子を拾ってあげたり、黒服の2人組に襲われたところを助けてあげたり、ちゃんとカッコいいところを見せたりもしていますよ。
「黒い服の男に狙われているっていうのは本当だったのか。君は一体何者なんだ?」
「江戸川コナン。探偵さ」
・・・いや、もちろん、そんなことは言いませんでしたが。
アリスが答えた所によると、彼女はタイムトラベラーらしい。この有無を言わせう飛躍っぷりが、ある意味石ノ森。
てことは、黒服さんたちは悪の組織の人というわけではなく、タイムパトロール隊みたいな人なんですかね。
で、なんでアリスが現れたかというと、かつて交わした「一番会いたい人に会わせてあげる」って約束を果たすためらしい。ジョーが子供の頃に会っているんですね、この2人。
ジョーが会いたい人に会うにはタイムトラベルが必要なんだけれども、アリス曰く、いつでも時間を跳べるわけじゃなく、元の世界と跳びたい世界とを繋ぐものがなくては駄目なんだって。で、今日がそのための絶好の日なんだとか。
その後、2人は山奥へ。辺りは既に暗く、こんなところを誰かに見られたらジョーは間違いなく幼女略取でとっつかまりそうな雰囲気です。
さて、山を登って2人で夜空を見上げていると、わし座流星雨が。
「一番会いたい人を強く思うのよ!」 というアリス。目を閉じて素直に言われた通りにするジョー。
ややあってジョーが目を開けると、隣のアリスが消えている。
驚きつつも山を駆け下りて行くと、浴衣姿の子供たちが七夕の笹飾りを川に流してるところに出くわします。
1人の女の子の笹飾りが何かに引っかかって止まってしまったのを見て、川に入り、流れに乗せてあげるジョー。彼女が書いた短冊には「おかあさんにあわせてください」とある。
で、ジョーは女の子に 「君の願い、かなうといいね」 と言うのですが、丁度その時、わし座流星雨が降ってくるのね。
ここで、ジョーは、アリスが行っていた 「二つの世界を繋ぐもの」 がわし座流星雨だと気が付くわけです。
で、その瞬間、自分が会いたいと願った人が、目の前にいる女の子だということにも気が付く。
俯いて、「おかあさん・・・」と呟き、静かに涙を流すジョー。
これがまた、いかにもジョーでなぁ・・・
・・・というところで、ジョーは目を覚まします。元の電車の中。「あれ?どうして僕は泣いてるんだろう」とか言いながら、なんだか分からないままに電車を降りて歩いていく。
なんだ、夢落ちなのかよ!と思ったらそうではなく、電車の座席には黒服2人とアリスが。この取り合わせ、思わず警察に通報してしまいそうです。
「時間を乱さないよう、あの少年の記憶からはタイムトラベルの記憶は消しておいた」
という、仕事きっちりの黒服氏。が、それに答えてアリス曰く、
「あら。記憶は消せても、ここ (胸を押さえつつ) には何か刻まれたはずよ」
ほんのり不思議テイストのお話で、なかなか面白かったです。
色々変なところはあるんだけれども、のどかな田舎の風景や、蝉の声や、夏の暑さや、そういう雰囲気を楽しむお話だったかな。
七夕と言えば、岬君って小さい頃、短冊のお願いごとに 「かあさんに会いたい」 って書いたことがあるんじゃないかなぁと思っています。
でも、書いてもそれはつるさないのね。思わず書いちゃったんだけど、やっぱりそれは吊るさずに折りたたんでしまってポケットに入れて、新しい紙をもらって、「サッカーがうまくなりますように」 とか書き直してつるす。
そんなイメージです。
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島村ジョー君って、ちょっと抜けたところのある気のいい兄ちゃん
(でも抱えている孤独は深い)に見えて仕方ありません。
年上のお姉様のハートを鷲掴みにしてめちゃめちゃもてそう。
でも、スペックの高い優秀なサイボーグなんですよね?
いざとなったら大活躍なのかしら。
今回は、静かに涙を流すラストがすごくいいなあ。
冒頭の「突然旅に出て、見知らぬ駅で降り立つ」ってところでも
うっすら重ね合わせてしまいましたが、
「おかあさんにあわせてください」の箇所で、私もやっぱり岬くんを思い出しました。
内に抱える悲しみと孤独の深さが自然と両者を結びつけるのかなあ。
感想の最後の「岬くんの七夕」を拝見して、つい、その後を想像してしまいました。
ポケットの中の短冊はしまい忘れられたまま洗濯籠へ。
一郎父さんが洗濯機投入の前に洗い物のポケットをひとつひとつ確認するような人だったら、この、小さく折りたたまれた短冊を発見して
「太郎…」
って涙するところですが、悲しいかな、
一郎さんだからそのまんま洗濯機に放り込まれて
ガロンガロン回されて、短冊粉々に…。
一緒に洗った他の服に粉々になった願いがまぶされちゃう。
それを見て、岬くんはまたひとつ、人より早く大人の階段を上がってしまうのではないかと思います。
「父さん、洗濯もなるべく僕がやるよ」
「すまんな、太郎」
とか。
えー、「009」はこれまでに3回アニメ化されてまして、各キャラとも版によって原作の性格や設定とは微妙に違ってたりするんですよ。平成版はこれまでで一番、性格・設定がいじってあります。
平成版の島村君は、「ナイーブな天然可愛い子ちゃん」路線を狙っているのかなぁと思わないでもなく。
「気のいい兄ちゃん」というようなカラッと陽性な感じではないかなぁ。
ただ、年上のお姉さまにモテるであろうことは確かです。これは平成版に限ったことではないですが。
ついでに言えば、男にもモテそうです。これも平成版に限ったことではないですが。
一応、平成版でもメンバー中最高スペックの最強サイボーグの筈なんですが、ここまでのところ全くそんな感じはしませんで、いざとなったら強いというより、キレると強いって感じです。
ほら、普段大人しいほどキレた時怖いっていう、あの感じ・・・
あぁ、一郎さんはポケットの中確認したりは絶対しないですよね!
そんでもって、ポケットに紙を入れたまま洗濯機に掛けると、とっても哀しいことになるんですよね・・・ 私にも覚えが・・・
そうやってどんどん大人の哀しみを嫌が応にも覚えて行く岬君。健気です。
しかし、岬家って洗濯機あるのかしら。やっぱりコインランドリーなのかな。
まさか、洗濯板で擦り洗いってことはないと思いますが・・・
いつも素敵なレスありがとうございます。
どうも私の書き方が足らなかったようで、「生粋の」って感じ、
男にも女にももてそうな感じ、きっちり伝わってきますよ〜。
キ、キレたら怖いって、確かに怒らせたくないけど、
スペックとか、かんけいないような…ような…。
 
 いえいえ、書き方が足りないなんて、そんなそんな。
 正直、平成版の「天然可愛い子ちゃん」路線はどうもなぁと思っているので、「気のいい兄ちゃん」という印象を持ってもらってよかったな、島村!という気分です。
 なんだかお気を使わせてしまってこちらこそすみませぬ。
 
 そうなんですよ。島村くん、せっかくの高スペックなのに、意味ないんですよ。
 まさに宝の持ち腐れ状態・・・