Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.
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◆ サイボーグ009 平成版アニメ感想 (第22話)
第22話覚書き。
#22 「神々の来襲」
厳かなミサが取り行われている教会。
と、突然大きな地鳴りが起こり、鐘が鳴り響くわ、ステンドグラスは砕け落ちるわでいきなり阿鼻叫喚の図!
と思ったら、ガラスの破片が空中で停止し、何やら光るものが割れた窓から飛び出していきました。
えー、実は、ミサを主宰している神父さんは怪しい人かと思ってました。だって、あの蟹みたいなヘアスタイルの人って、たいてい悪者じゃん。
異変が起こっているのはこの教会だけではなく、パリ全体が巨大な落雷に襲われ、建物が崩れたりの大惨事。
あれでしょうか、私が前回の覚書きで、「一般人が出てこないので人類の平和のために戦ってる感じがしない」 などと言ったので、なにくそとばかりに一般人を犠牲にしてみたのでしょうか。だとしたら、大変申し訳ございません。私の不用意な一言が皆さまに多大なるご迷惑をおかけする結果になりましたことを、心よりお詫び申し上げます。
さて、パリの惨劇を上空からヘリで中継するマスコミが、二頭立ての馬車に乗った人が光を放ちながら空の彼方へと消えていくのを発見。
その後、各地で相次いで異常現象が起こり、「光る神を見た」 という目撃証言が報告されます。
さて、こんな異常現象を00ナンバー&ギルモア博士が見逃すはずもなく。
ギルモア博士曰く、「自然災害が起きた場所を日付順につなぐと古いギリシャ語で神という言葉になる」 ということで、「法則に従えば、次に現れる場所は、ここじゃろう」 っつって出動決定。
しかし、こういうの良くあるけどさ、どうしてこういうことするんだろうなぁ。意味のある言葉にしちゃうから推理されちゃうのに。
それはともかく、不在の2、4、5 (8もか?) はあとから合流するって言うのですが、それってどうなのよ。
前回ジェットとジェロニモと一緒にディノニクスを捕獲に行き、どうやらまだBGの残党がいるらしいってことが分かったのに、二人はまたアメリカに帰っちゃったのかよ!そんでもって、ハインリヒはどこに行っちゃったんだ!
さて、次のターゲットと目される場所はどうやら紛争地域らしく、昼夜を問わずドンパチが繰り広げられている模様。
戦闘風景やら死体やら、色々見たくないものが見えちゃうフランソワーズ。
「私、この能力キライ。それに、見えるだけで何もできない。どうせサイボーグにされるならもっと完璧に・・・!」
それに対してジョーが、
「僕みたいなのが良かった? それとも002?004?・・・でも、完璧じゃないからまだ人でいられるような気がする」
おお。なかなか言うな、平成ジョー。
フランソワーズのセリフ、原作の彼女だったら絶対に言いそうにないですが、平成フランソワーズ的にはありなのかな。
平成フランって少々情緒不安定気味なのか、唐突に変なこと言い出したり踊りだしたりするから、一体どういうキャラなんだかまったく掴めず、なのでこの台詞がおかしいのか、いかにも彼女らしいのかもよくわからないんだなー。
なんやかんやがありまして、張大人が 「ご飯だよ〜」 と呼びに来るのですが、その途端に辺り一帯を襲うピンクの稲妻と巨大トルネード。まぁ、来るのは仕方ないけど、どうせだったらご飯を食べた後にしてあげればいいのに・・・
なんとかドルフィン号内部へと批難する00ナンバーたち。
その間にも大蛇の形をした巨大な炎が空を駆けて紛争地帯へ。街はまたたく間に廃墟と化してしまいます。
その様子をドルフィン号のモニターで見て、唖然茫然とする00ナンバー&ギルモア博士。
と、光の弾が空から飛んできて、ドルフィン号に接近。誰かと思えば二頭立てのペガサス車に乗ったアポロンですよ!
「我が名はアポロン!我は神!」
髪の毛が炎のように揺らめいています。いいなぁ。この辺は流石に漫画じゃ表現できないもんね。ゆらゆら揺れる真っ赤な髪がカッコイイ。けど、アポロンって一体どこまでが髪の毛で、どこからが眉毛なんだろう。
神に等しい力を持つお前たちの行動はずっと見ていた、というアポロン。
あれでしょうか、ソフト帽とスーツ姿で物陰からジェットのことを見ていた時の話でしょうか。モニター監視とかじゃなくて、わざわざ自分の足で調査をするとは、神ともあろうお方が御苦労さまでございます。
さて、アポロンのセリフを聞いたジョー、
「僕たちは神なんかじゃない。それに、これがお前の仕業だとしたら、お前も神なんかじゃない!」 びしっ!(指差し)
ほほう。今日はやたら主役らしい言動をしているではないか、ジョーよ。何か悪いもんでも食べたか?
いや、でも、ここまでのジョーは可愛いだけで、凛とした雰囲気がなかったので、ちょっと嬉しい。
アポロン曰く、これは愚かな人間たちへの神の裁きであり警告で、新しい世界への誘いなんだそうな。そんな誘い、街角で 「あなたの幸せを祈らせてください」 っていう宗教勧誘よりも困っちゃうんですが。
が、そんなことは認めないとあくまでも頑張るジョー。今日のジョーはこれまでの彼とは一味違います。やっぱり何か悪いものでも食べたのでしょうか。
生意気なジョーに頭に来たのか、アポロンは神に逆らったらどうなるか思い知らせてやると、攻撃開始。
海からポセイドンらしき巨人がが出てきたり、ミノタウルスやらアキレスやらヘラやらが出来たりして大暴れ。
ヘラに超能力で空中に浮かされ海老ぞりになったジョー、ヘラがくいっと顎を下げると、そのまま勢いよく落下。ヘラ、かっけーなー。いやぁ、戦うエスパーって好きなんだよなぁ。
が、地面に叩きつけられる寸前にジェットが飛んできてジョーを救助。その後ハインリヒもジェロニモもそれぞれカッコよく登場し、00ナンバー、ここに集結!後楽園で、僕たちと握手!
それにしても、集合場面でジョーが中央にいるのがとっても珍しい気がしますな。いやぁ、主人公だったんだなぁ、ジョーって!
さて、集結したはいいものの、アポロンたちの圧倒的な力の前には歯が立たず、結構ボロボロにされております。
死屍累々の00ナンバーたちを見下ろし、アポロンがとどめを刺そうとした時、一条の矢が。
アポロンの姉、アルテミスのご登場でございますよ!
アルテミスは79年版のミュートス編のために石ノ森先生がデザインしてキャラなんだよね。黒目キャラには珍しく、凛とした雰囲気でなかなかいい感じ。一緒にひきつれているのは、巨人アトラスと半獣神のパン。
さて、そのアルテミス、「彼らが我々の敵ではないことが分かったのだから、これ以上やる必要はない」 とアポロンたちを抑えて皆を立ち去らせ、「これに懲りたら二度と邪魔をするな」 と00ナンバーたちに警告します。
「それが結局は地上に平穏をもたらすことになる」 というアルテミスに、「これが平穏だというのか!こんな酷い・・・!」 と声を荒げて反論するジョー。
が、アルテミスは慌てず騒がず落ち着いた声で、「これ以上戦いを続けていればもっと酷いことになっていた。人間は戦いを始めることはできても、終わらすことはできない」 と一言。
まぁ、一面の真理だわなぁ・・・
さて、ドルフィン号に戻った面々、口々にコメントを。
「気にいらねぇ、なんか分かんねぇが気にいらねぇ!」 とジェット。
何か分かんねぇが、ってのが平成版ジェットらしいな。難しいことは分からないし、考えるつもりもないんだよね。しかし、 頭に来るのはわかるけど、サイボーグの力で機体を殴らないように。
「行こうぜ、博士。神に喧嘩売れるのは俺たちぐらいしかいないだろ」 とハインリヒ。
この間までと随分キャラが違うような気がするんですが、こういうイケイケどんどん的なセリフの方が、やっぱり彼らしいよなぁ。
「神は心の中にいる。あいつら、神じゃない」 とジェロニモ。
というわけで、自称 「神」 たちの本拠地、マグマ島へと向かう00ナンバーたち。
「相手が 『神』 を名乗っている以上、誰に無事を祈れば・・・」 などとすっとボケたことを言ってるギルモア博士。
しかし、多少主役らしくなってきても、相変わらず副操縦席なのね〜、ジョーは。
さて、今回は迫力があってとっても面白かった!
面白かったなら面白かったで素直に受け止めておくべきだと思いつつ、すっごく底意地の悪い見方だとは思いつつ、 穿ち過ぎかと思いつつ、それでもやっぱり書いちゃいますよ!
いやぁ、今回、「002たちが遅れていてまだ到着しない 」っていう部分に、スタッフの苦肉の策を感じましたです。
前回までの展開と多少つじつまが合わなくなっても、とりあえずハインリヒやジェットやジェロニモ (要するに今までジョーよりも発言力があったり、強いキャラとして描かれている人) は出せなかったんだろうなぁと。
アポロンと対峙した時の、「お前は神じゃない」 っていうあの一連のセリフは、ハインリヒがいたらハインリヒが言ってたと思うのよね、このシリーズのポジション的に。 あるいはジェットでもいいかも。いずれにしても、彼らいたら、ジョーはしゃべらせてもらえないだろうなぁと。見てる方だって、今までほとんど目立った発言してこなかったのに、どうしていきなり?って感じになるだろうし。
でも、やっぱり本来はジョーが言うべきセリフだし、立つべきポジションだし、ここでこういうセリフを言わせておいて 「主役」 なり 「意志の強さ」 なりを印象付けておかないと、次の展開及び名セリフが唐突になっちゃう危険性があるわけで。
流石に 「ミュートス編」 をやるからには、あのセリフは絶対に避けて通れないし、でも、今までのようなジョーの存在感の薄さとヘナチョコ具合じゃ話の土台がグラグラだし、かと言ってこれまでの立ち位置だといきなりリーダーっぽい発言は出来ないし、だから上記3人に少々お休みいただいたのかなーと思ったわけです。
なんというか、小手先の改変をはねのける原作の底力というものを感じましたよ。
厳かなミサが取り行われている教会。
と、突然大きな地鳴りが起こり、鐘が鳴り響くわ、ステンドグラスは砕け落ちるわでいきなり阿鼻叫喚の図!
と思ったら、ガラスの破片が空中で停止し、何やら光るものが割れた窓から飛び出していきました。
えー、実は、ミサを主宰している神父さんは怪しい人かと思ってました。だって、あの蟹みたいなヘアスタイルの人って、たいてい悪者じゃん。
異変が起こっているのはこの教会だけではなく、パリ全体が巨大な落雷に襲われ、建物が崩れたりの大惨事。
あれでしょうか、私が前回の覚書きで、「一般人が出てこないので人類の平和のために戦ってる感じがしない」 などと言ったので、なにくそとばかりに一般人を犠牲にしてみたのでしょうか。だとしたら、大変申し訳ございません。私の不用意な一言が皆さまに多大なるご迷惑をおかけする結果になりましたことを、心よりお詫び申し上げます。
さて、パリの惨劇を上空からヘリで中継するマスコミが、二頭立ての馬車に乗った人が光を放ちながら空の彼方へと消えていくのを発見。
その後、各地で相次いで異常現象が起こり、「光る神を見た」 という目撃証言が報告されます。
さて、こんな異常現象を00ナンバー&ギルモア博士が見逃すはずもなく。
ギルモア博士曰く、「自然災害が起きた場所を日付順につなぐと古いギリシャ語で神という言葉になる」 ということで、「法則に従えば、次に現れる場所は、ここじゃろう」 っつって出動決定。
しかし、こういうの良くあるけどさ、どうしてこういうことするんだろうなぁ。意味のある言葉にしちゃうから推理されちゃうのに。
それはともかく、不在の2、4、5 (8もか?) はあとから合流するって言うのですが、それってどうなのよ。
前回ジェットとジェロニモと一緒にディノニクスを捕獲に行き、どうやらまだBGの残党がいるらしいってことが分かったのに、二人はまたアメリカに帰っちゃったのかよ!そんでもって、ハインリヒはどこに行っちゃったんだ!
さて、次のターゲットと目される場所はどうやら紛争地域らしく、昼夜を問わずドンパチが繰り広げられている模様。
戦闘風景やら死体やら、色々見たくないものが見えちゃうフランソワーズ。
「私、この能力キライ。それに、見えるだけで何もできない。どうせサイボーグにされるならもっと完璧に・・・!」
それに対してジョーが、
「僕みたいなのが良かった? それとも002?004?・・・でも、完璧じゃないからまだ人でいられるような気がする」
おお。なかなか言うな、平成ジョー。
フランソワーズのセリフ、原作の彼女だったら絶対に言いそうにないですが、平成フランソワーズ的にはありなのかな。
平成フランって少々情緒不安定気味なのか、唐突に変なこと言い出したり踊りだしたりするから、一体どういうキャラなんだかまったく掴めず、なのでこの台詞がおかしいのか、いかにも彼女らしいのかもよくわからないんだなー。
なんやかんやがありまして、張大人が 「ご飯だよ〜」 と呼びに来るのですが、その途端に辺り一帯を襲うピンクの稲妻と巨大トルネード。まぁ、来るのは仕方ないけど、どうせだったらご飯を食べた後にしてあげればいいのに・・・
なんとかドルフィン号内部へと批難する00ナンバーたち。
その間にも大蛇の形をした巨大な炎が空を駆けて紛争地帯へ。街はまたたく間に廃墟と化してしまいます。
その様子をドルフィン号のモニターで見て、唖然茫然とする00ナンバー&ギルモア博士。
と、光の弾が空から飛んできて、ドルフィン号に接近。誰かと思えば二頭立てのペガサス車に乗ったアポロンですよ!
「我が名はアポロン!我は神!」
髪の毛が炎のように揺らめいています。いいなぁ。この辺は流石に漫画じゃ表現できないもんね。ゆらゆら揺れる真っ赤な髪がカッコイイ。けど、アポロンって一体どこまでが髪の毛で、どこからが眉毛なんだろう。
神に等しい力を持つお前たちの行動はずっと見ていた、というアポロン。
あれでしょうか、ソフト帽とスーツ姿で物陰からジェットのことを見ていた時の話でしょうか。モニター監視とかじゃなくて、わざわざ自分の足で調査をするとは、神ともあろうお方が御苦労さまでございます。
さて、アポロンのセリフを聞いたジョー、
「僕たちは神なんかじゃない。それに、これがお前の仕業だとしたら、お前も神なんかじゃない!」 びしっ!(指差し)
ほほう。今日はやたら主役らしい言動をしているではないか、ジョーよ。何か悪いもんでも食べたか?
いや、でも、ここまでのジョーは可愛いだけで、凛とした雰囲気がなかったので、ちょっと嬉しい。
アポロン曰く、これは愚かな人間たちへの神の裁きであり警告で、新しい世界への誘いなんだそうな。そんな誘い、街角で 「あなたの幸せを祈らせてください」 っていう宗教勧誘よりも困っちゃうんですが。
が、そんなことは認めないとあくまでも頑張るジョー。今日のジョーはこれまでの彼とは一味違います。やっぱり何か悪いものでも食べたのでしょうか。
生意気なジョーに頭に来たのか、アポロンは神に逆らったらどうなるか思い知らせてやると、攻撃開始。
海からポセイドンらしき巨人がが出てきたり、ミノタウルスやらアキレスやらヘラやらが出来たりして大暴れ。
ヘラに超能力で空中に浮かされ海老ぞりになったジョー、ヘラがくいっと顎を下げると、そのまま勢いよく落下。ヘラ、かっけーなー。いやぁ、戦うエスパーって好きなんだよなぁ。
が、地面に叩きつけられる寸前にジェットが飛んできてジョーを救助。その後ハインリヒもジェロニモもそれぞれカッコよく登場し、00ナンバー、ここに集結!後楽園で、僕たちと握手!
それにしても、集合場面でジョーが中央にいるのがとっても珍しい気がしますな。いやぁ、主人公だったんだなぁ、ジョーって!
さて、集結したはいいものの、アポロンたちの圧倒的な力の前には歯が立たず、結構ボロボロにされております。
死屍累々の00ナンバーたちを見下ろし、アポロンがとどめを刺そうとした時、一条の矢が。
アポロンの姉、アルテミスのご登場でございますよ!
アルテミスは79年版のミュートス編のために石ノ森先生がデザインしてキャラなんだよね。黒目キャラには珍しく、凛とした雰囲気でなかなかいい感じ。一緒にひきつれているのは、巨人アトラスと半獣神のパン。
さて、そのアルテミス、「彼らが我々の敵ではないことが分かったのだから、これ以上やる必要はない」 とアポロンたちを抑えて皆を立ち去らせ、「これに懲りたら二度と邪魔をするな」 と00ナンバーたちに警告します。
「それが結局は地上に平穏をもたらすことになる」 というアルテミスに、「これが平穏だというのか!こんな酷い・・・!」 と声を荒げて反論するジョー。
が、アルテミスは慌てず騒がず落ち着いた声で、「これ以上戦いを続けていればもっと酷いことになっていた。人間は戦いを始めることはできても、終わらすことはできない」 と一言。
まぁ、一面の真理だわなぁ・・・
さて、ドルフィン号に戻った面々、口々にコメントを。
「気にいらねぇ、なんか分かんねぇが気にいらねぇ!」 とジェット。
何か分かんねぇが、ってのが平成版ジェットらしいな。難しいことは分からないし、考えるつもりもないんだよね。しかし、 頭に来るのはわかるけど、サイボーグの力で機体を殴らないように。
「行こうぜ、博士。神に喧嘩売れるのは俺たちぐらいしかいないだろ」 とハインリヒ。
この間までと随分キャラが違うような気がするんですが、こういうイケイケどんどん的なセリフの方が、やっぱり彼らしいよなぁ。
「神は心の中にいる。あいつら、神じゃない」 とジェロニモ。
というわけで、自称 「神」 たちの本拠地、マグマ島へと向かう00ナンバーたち。
「相手が 『神』 を名乗っている以上、誰に無事を祈れば・・・」 などとすっとボケたことを言ってるギルモア博士。
しかし、多少主役らしくなってきても、相変わらず副操縦席なのね〜、ジョーは。
さて、今回は迫力があってとっても面白かった!
面白かったなら面白かったで素直に受け止めておくべきだと思いつつ、すっごく底意地の悪い見方だとは思いつつ、 穿ち過ぎかと思いつつ、それでもやっぱり書いちゃいますよ!
いやぁ、今回、「002たちが遅れていてまだ到着しない 」っていう部分に、スタッフの苦肉の策を感じましたです。
前回までの展開と多少つじつまが合わなくなっても、とりあえずハインリヒやジェットやジェロニモ (要するに今までジョーよりも発言力があったり、強いキャラとして描かれている人) は出せなかったんだろうなぁと。
アポロンと対峙した時の、「お前は神じゃない」 っていうあの一連のセリフは、ハインリヒがいたらハインリヒが言ってたと思うのよね、このシリーズのポジション的に。 あるいはジェットでもいいかも。いずれにしても、彼らいたら、ジョーはしゃべらせてもらえないだろうなぁと。見てる方だって、今までほとんど目立った発言してこなかったのに、どうしていきなり?って感じになるだろうし。
でも、やっぱり本来はジョーが言うべきセリフだし、立つべきポジションだし、ここでこういうセリフを言わせておいて 「主役」 なり 「意志の強さ」 なりを印象付けておかないと、次の展開及び名セリフが唐突になっちゃう危険性があるわけで。
流石に 「ミュートス編」 をやるからには、あのセリフは絶対に避けて通れないし、でも、今までのようなジョーの存在感の薄さとヘナチョコ具合じゃ話の土台がグラグラだし、かと言ってこれまでの立ち位置だといきなりリーダーっぽい発言は出来ないし、だから上記3人に少々お休みいただいたのかなーと思ったわけです。
なんというか、小手先の改変をはねのける原作の底力というものを感じましたよ。
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