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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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◆ サイボーグ009 平成版アニメ感想 (第21話)
 第21話覚書き。

 #21「悪の化石」
 

 「ディノニクス編」ですな。これ、79年版でもあったよね。あの時は4と8が気乗りしないってことでお留守番でした。で、星空の下、ジョーとフランソワーズが寄り添って寝てたんだよなぁ。それをシジェロニモが見守ってたんだよなぁ。
  取りたてて面白いお話ってわけじゃないけど、あのラストのセリフがポイントなんだろうな。BGがまだ滅んでいないことを何気なく暗示する感じで、繋ぎにいい話なんでしょう。

 さて、今回は原作通り2、5、9の3人での出発。皆さん、ボーイスカウト風のサファリルックです。
 しかし、今回はまた妙な作画だなぁ。主線の太さがやたらと目につくし。
 
 夜、焚火をしながらジェットがハモニカ演奏なんかしちゃってますよ。持ち歩いてんのか、ハモニカ。 それはちょっといいな。ジーンズの後ろポケットにハモニカ忍ばせたりしてるジェットはちょっとレトロな不良でカッコいいかもしれない。
 で、焚火をじっと見つめるジョーに、
「焚き火の炎がそんなに面白いか?お前は時々、遠くを見ているような表情をする。なにかあるのか?」
 ですってよ!
 ジェットってほんっーとにジョーのことよく観察してるよね! 自分では気が付いていないかもしれないけど、それってきっと、いわゆる一つのフォーリンラブだよ! 「お前は時々、遠くを見ているような表情をする」 ってセリフ、女性向け同人界では 「お前に惚れた」 とほぼ同義語ですよ!

 さて、そんなこんなで焚火をしていると恐竜登場。おやおや、お早いお越しですね。
 で、それからの展開は大なり小なり原作と同じなので省略。

 しかし、 今シリーズはあれなのね、「009は捕まえても強すぎて利用できないから殺せ」 っていうんじゃなくて、ただ単に面倒くさいから殺せってことになってるのね・・・ 
 あのセリフ、今シリーズのジョーじゃ全く説得力ないよなぁ、カットかなぁと思っていたら、やっぱりさっくりカットでした。
 納得行かない気分と至極納得な気分とがせめぎ合っておりますよ!
 で、代わりに出てきた台詞が、「009は私が開発に参加した芸術作品なんだぞ!」 だって!芸術作品ですってよ、芸術作品!
 あれか?脆くも美しく儚げな、萌えキャラ路線で行くつもりなのか?
 や〜め〜て〜〜〜!!!

 で、例によって例の如く、ロス博士は所詮キーリーに操られていたロボット。そしてキーリーはブラックゴーストという悪の化石だったんだってことになるわけですが、ロス博士の位置づけが、原作とは若干違っております。
 「平和は何も私にもたらさなかった。研究を取り上げられたら私には何も残らなかった。そこにBGが現れて研究費に飛びついた」 というロス博士に、
 「平和が何ももたらさなかっただと?それじゃあ、僕たちは一体何のために戦い続けてきたんだ?!」 と悩むジョー。
 もうさ、平成のジョーはただでさえ悩みっぱなしなんだから、これ以上悩ませないでやってくれよ。
 てか、ゴメン、うっかり、「いや、『戦い続けてきた』 ってほど平和のために戦ってきたっけ?」 とか思っちゃいました。いやぁ、メンゴメンゴ!
 で、うっかりついでに、これまでの20話における00ナンバーたちの戦いの軌跡を振り返ってみましたよ!

#1「誕生」、#2「脱出」:
 BGの基地から脱出するという彼ら自身の目的のために戦っているのであり、「平和のために戦っている」 わけではない。

#3「閃光の暗殺者」、#4「死闘の果てに」:
 彼らに対して向けられた刺客と否応なしに戦っただけの話であり、「平和のための戦い」 という趣はない。しかも最後に変電所が爆発したりして、むしろ社会に対して多大なる迷惑をかけている。

#5「鋼鉄の涙」、#6「消えた博士を追え!」:
 これもやはり、彼ら自身のための戦い。彼らのせいで誘拐の憂き目にあったコズミ博士はいい迷惑。

#7「見えない敵を撃て」、#8「トモダチ」:
 デモンストレーションの場として破壊される東京を救った・・・ ような気もするが、よく考えると00ナンバーがやったのは探索のみで戦うまでには至っていない。かろうじてジョーが戦っているが0013に勝ったわけではなく、最後は0013自身の回心によって救われている。まぁ、ジョーの優しい心がこの結果をもたらしたと言えないこともないかもしれないが。

#9「深海の悪魔」:
 これも彼ら自身の戦いに近い。魚雷やらミサイルやらの応酬はあったものの、最後の決着をつけたのは巨大タコ。敵自爆。

#10「オーロラ作戦」:
 一応、フィンドル教授を救い出した。

#11「幻影の聖夜」、#12「なぞの無人島」:
 イタズラ好きなブラックゴースト。及び、カカシ君との友情。

#13「倫敦の霧」:
 平和を守るどころか、むしろ彼らが敵をおびき寄せ混乱を招いているような・・・
 更に、最後には石油備蓄タンクに穴を開けるという暴挙を行っている。

#14「再会の地で」、#15「さらば友よ」:
 ムアンバ共和国の人々を悪政から救い、内戦を回避。

#16「突入」、#17「決戦」:
 確かにギルモア博士がスカールを倒したものの、いまいちスッキリしないエンド。
 
#18「張々湖飯店奮闘記」、#19「英雄の条件」、#20「まぼろしの犬」:
 平和な日常生活 (クビクロは悲しい話だけど)。ブラックゴーストは関係なし。

 うーん・・・ 前3話が平和なエピソードだってのもあるだろうけど、いずれにしても、「世界の平和のために戦ってきた」 って感じではないんだよなぁ。
 唯一、それらしいのは第14、15話でしょうか。そりゃ、大枠で見れば、対BG戦はすべて平和のための戦いってことになるんだろうけど、いま一つピンと来ないんだよね〜。
 てか、このシリーズってこの第14話、15話を除いては、ここまで一般市民が全く出てこないということに今更ながら気が付きましたよ (各博士は別枠)。だから、「人類を救うため、平和を守るために戦っている」 って感じがあんまりしないんだよね〜。
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