忍者ブログ

Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 日本に帰ってきて今日で丸11日。2年ちょっとの不在の間に実家の近所も新しい店が出来たりして色々様子が変っているのですが、とりあえずこれまでで一番驚いたのは、笑点の司会が歌丸さんに代わっていたことでした。
 やー、知らなかったよ。円楽さん引退してたのか。そっかー、これで師匠もようやくのんびりと種牡馬生活に・・・ って、いやいやいや。でも代わりが歌丸さんじゃすぐにまた交代・・・ ってこらこらこら。

 引退と言えば、帰国した28日の夜にサッカー代表のオリンピック予選の試合がありましたが、小倉がゲストコメンテーターとして出演しているのを見て、一人でちょっとしんみりしてしまいました。
 引退したのは知ってたけど、こうしてその事実を自分の目で確認すると、なかなかに寂しいものがあるよなぁ。

 サッカーには怪我が付き物で、時にはそれがプレイヤー人生を左右するほどの大怪我だったりもして、「あの怪我さえなかったら・・・」 っていう選手が世界中にそれこそごまんといるわけですが、今まで個人的につくづく悔しい思いをしている選手が3人ほどおりましてですね、その内の1人が、何を隠そう、小倉なのですよ。 
 いわゆる生粋のストライカータイプにはそれほど惹かれないこともあって、積極的にファンを名乗るにはちょっぴり温度が低い感じではあるのですが、日本代表の未来を背負う逸材として凄く期待していた選手だったのです。
 もちろん私だけではなく、日本サッカー界全体が彼に注目してたわけですが、中でも当時サッカー・ダイジェストで連載されていた(今も続いているのかな?)、セルジオ越後の 「辛口サッカー批評」 というコラムで、「凄いモンスターが現れた。待ちに待った大型ストライカーだ。日本にもようやくこういう選手が現れてくれてとっても嬉しい」 と手放しで大絶賛されていたのが今でも強く印象に残っています。
 あのうるさ型のセルジオが!悪かった探しの天才セルジオが!小言爺のような、いやむしろ小姑のようなセルジオが!一点の曇りもなく褒めちぎっている!わくわくしながら喜んでいる!!と、小倉の活躍と同じくらいにそれがまた凄いインパクトだった。

 そんなわけで、どこから見ても日本人な顔で日本人離れしたダイナミックなプレーを見せてくれる彼をセルジオと共に私もわくわくしながら見守っていたのです。
 が、オリンピックを控え、さぁこれからという時のあの怪我。以来、小倉は常に怪我に悩まされ続けたわけですが、得点力のなさを嘆く日本代表を見るたびに、「小倉が復活してくれれば」「あの怪我さえなければ」 と、どれほど歯がゆく悔しい思いをしたことか。
 まぁ、私は単なるサッカーファンに過ぎないので気楽にそんなことを言ってられますが、本人にしてみれば 「歯がゆい」 とか 「悔しい」 どころの話じゃないよなぁ。
 以前、自分のことを 「怪我をした半端者」 と称したりしてましたが、そういう風に言えるようになるまでは相当苦しんだんだろうなぁと思うと、なんつーかこう、なんとも形容し難い気持ちになります。

 なのでコメンテーターの肩書きでスタジオに座ってる姿を見て、「おー、元気そうじゃん、コメンテーターぶりもなかなか板についてるじゃないの」 という嬉しさと、「あぁ、本当に引退しちゃったんだなぁ、もうピッチ上で見ることはないんだなぁ、復活を待つのもこれでお終いだなぁ」 という寂しさとが混ざり合った複雑な気分だったわけですが、それにしてもあれだね、小倉って高校時代から全く顔変らないよね。

 えー、小倉はともかく、試合自体は平山の2点もあって3−0の快勝だったわけですが、まぁなんだ、平山は東京でもきっちり点入れろや。
 てか、頼みます、ホント。優勝しろとは言わないので、せめて一桁順位に・・・
 
PR
 荒巻く波を乗り越えて帰ってきましたよ、久々の日本!
 朝4時起きの上、ミラノでトランジット待ちが7時間もあったので飛行機に乗る前から既に疲労困憊気味でしたが、昨日の午前11時頃に無事成田に辿りつきました。
 が、しかし、暑いなー、日本。冬物コートにマフラー&手袋装備といういでたちで降り立ったら、そこは初夏の気候でございました。あれー?着陸直前のアナウンスで外の気温は10度とか言ってたのに。
 日頃の不規則な生活の賜物か体内時計がイマイチ正常に働いていないらしく、私は時差ぼけがほぼ皆無です。が、寄る年波なのか疲労はいかんともしがたく、流石に昨日は一日中くたくたな感じでした。お風呂に入ってすっきりしようと思ったら余計ヘロヘロになって困ったよ。今朝になってようやく通常運営に戻りました。ふう。

 さて、毎回帰国間際になると、帰ったらまず何を食べようかとウキウキワクワクなのですが、今回は帰国一週間前頃から何故かいきなり葱とからしたっぷりの納豆が食べたくなって、いてもたってもいられない気分でした。
 不思議だよなー。何が不思議って、私はあまり納豆が好きではなく、今までわざわざ好んで食べたりしたことがなかったのです。寧ろ「体にいいから」とどれほど勧められても、「納豆食べるくらいだったら健康にならなくてもいい」と頑なに避けて通ってきたくらいなのですが、そんな私が美容だの健康だのという大義名分なしに、純粋に納豆の味を夢見て胸をときめかせる日がやって来ようとは。
 これはあれだろうか、海外に出ることで日本をより理解する事が出来るということだろうかとか、あるいは時の流れは人を変えるということだろうかとか、いや、会えない時間が愛を育てるってことかもしれないとか、そんなことを思いつつ昨日の夕飯に早速パック半分食べましたよ。葱とからしを山ほど入れて。美味しかった。
 いやー、私が納豆を美味しいなんて言う日が来ようとは。不思議だよなー、ホント。
 本日は(とりあえず)イタリア最後の日だったわけですが、朝6時に起きてから今まで、一日中ずーっと慌てていたような気がします。なんだってこういう時に限って色々なことが一度に起こるんだろうなぁ。
 で、夕方一息ついて友達とカフェに行き、とりあえず食い収めとしてティラミスを食べてきたのですが、食べてる最中に気がついた。あの店のティラミス、「不幸を呼ぶティラミス」 って呼ばれてるんだよなー。何でだかしらんけど。嫌な時に食べちゃったなぁと、少々微妙な気分です。
 いや、別に信心深かったり迷信深かったりするわけではないのですが、やっぱなんとなく気になるもんだよね、飛行機に乗る前ってさ。

 さて、情報筋によりますと、現在日本では翼とサンターナが長ぁ〜く、ねちっこぉ〜く一戦交えている真っ最中だそうですね!久々にC翼の連載もリアルタイムで読めるのかと思うと今から血沸き肉踊る感じです。凄いな、一体何十年ぶりだろう。
 ってことで、俺の帰りを首洗って待ってろよ、ヤング・ジャンプ!
 本日から夏時間なのであります。時計の針が一時間進んで日本との時差が7時間になるのであります。が、さみー。なんなんだって言うくらい寒いよ。
 まぁ、寒いっつったって12、3度はある(と思う)ので真冬の寒さに比べれば大したこと無いのですが、なまじ束の間の春を味わっただけに風雨が身に沁みます。一度贅沢を覚えてしまうと貧乏生活には戻れないっていうあれですね。さみー。
 そういやこれでRecent Entries欄のタイトルが二字熟語で揃いましたよ。や、もしかしたら10+は二字熟語じゃないかもしれないけどね。

 ところで、今朝母から電話が掛かってきました。朝の3時半に。いや、その時は夢うつつ状態で意識がおぼろげだったので電話が鳴ってるということがすぐに把握できず、起き上がった時には切れてしまったのです。で、きっと間違い電話だったんだろうとすぐに寝直したわけですが、数時間後に起きた時、もしかしたらと思い当たって実家に掛けてみたらやはり犯人は奴であった。
「あ、ごめん、なんか時差の計算間違っちゃってさ、8時半かと思ったら3時半だったのよ!慌てて切ったんだけど、起こしちゃった?」
 と笑ってました。笑い事じゃないよ・・・ 起こしちゃった?じゃないよ・・・ どういう計算したら5時間も間違えるんだよ・・・
 で、わざわざ伝えたかった肝心の用事は何かといえば、
「あんたが送った荷物、5個中4個届いたよ」
 という一刻を争うような緊急連絡でした。用事ってそれだけ?と問いました所、
「そう、それだけ。届いたから教えてあげようと思って」
 とのことでしたが、「あ、そう」としか答えようがないよ・・・ 3日後には直接顔を合わせる、というか直接その荷物自体を目にすると言うのに、それってわざわざ国際電話で伝えるような話なのか・・・ いや、まぁ、いいんだけどさ・・・
 
 さて、それはともかく、今年は久々に日本の桜が見られそうです。
 いやー、何年ぶりかなー。や、イタリアにも桜はあることはあるのですが、桜並木とかはないしさ、夜桜っていう雰囲気でもないしさ、やっぱ趣が違うんだよねー。
 ってことで、俺の帰りを首洗って待ってろよ、日本全国の桜ども!
 先週はやたらと暖かくてすっかり春模様だったのですが、今週に入って突然寒波の野郎が戻ってきました。気温にして軽く10度は違う。あれ、もうとっくに出かけたと思ってたのにあんたまだこんな所にいたの?え?ちょっと戻ってきたって、また何か忘れ物でもしたの?ってな感じですよ。
 私の住んでいる地域では雨風続きの毎日ですが、北部では雪まで降っているらしい。農作物も被害に遭ってるみたいだし、喜んでるのはスキーヤーだけだろ、これ。

 さてそんな寒さの中、私はここ2週間ほどまたもやイタリアのお役所仕事に振り回されておりました。まぁ、彼らのいい加減さは今に始まった話でもなく、いつか終わるというものでもないのですが、そうと分かってはいてもやっぱり疲れるわなー。

 今回の問題は、というか、今回も問題は滞在許可証。1ヵ月半以上も前に更新申請した滞在許可証がまだ出来ていないのです。
 まぁ、発行に1ヶ月以上掛かるのはごくごく普通のことなので別にそれ自体はいいのですが、私今月27日に一旦日本に帰ることになってまして、再びイタリアに戻ってくるのが多分9月くらいになるんですわ。
 最近、郵便局経由で手続きが出来るようになり、許可証が発行されたら当局から呼び出しが掛かってブツを引き取りに行くというシステムになったのですが、早いところ発行してもらわないと帰国日になってしまう。で、一旦日本に戻ってしまうと9月まで呼び出しに答えることが出来ない。指紋登録などがあるため他の人に行ってもらうわけにもいかないので、大丈夫なのかなぁ、困ったなぁと思いながらじりじりと待っていたわけです。
 サイトで手続きの進捗状況が分かるとのことなのでちょくちょくチェックしておりまして、そろそろ出来てないかなぁと仄かな期待を抱きつつ今月頭に覗いてみたところ、なんとびっくり、「書類不備のため手続処理停止中」 の文字が!

 ちょっとちょっとこの期に及んで書類不備ってなんなの一体、窓口の人が2人がかりでチェックしていたあれは一体なんのためだったの、と驚き慌てて翌日手続き窓口に行ってみたところ、受付のお姉ちゃんがニッコリ笑って言うには、 「あぁ、これは誰にでも必ずでるメッセージだから大丈夫。書類は全く問題ないから安心して」 なんだとか。なーんだ、よかったー。
 ・・・って、いや、よくないだろ、全然!不備がないのに不備のメッセージ出したらみんなびっくりするじゃないか!てか、本当に不備があった時もこうやってスルーされたらどうするんだよ! 
 と、まぁ、色々言いたいことはありましたが、イタリア人のやることをいちいち深く考えていても仕方がないのでその辺りはさらりと水に流し気を取り直して、上記の引き取り問題について質問してみたわけです。
 するとそのお姉さんは非常に困った表情で、「さぁ・・・ よく分からないけど、とりあえず引換証があるから大丈夫じゃないかな」 と。
 ごめん、こんな質問をして君を困らせるつもりはなかったんだ。そんな表情をさせたいわけじゃなかったんだよ・・・ と私はそう言ってそっとお姉さんを抱き締めたりなんかは勿論せず、おいおい 「よく分からない」 とか 「大丈夫じゃないかな」 とか、窓口の人がそんな頼りないことでいいのかよ、とちょっと呆れたりしたわけですが、まぁ、係りの人がそう言うんだったら大丈夫だろうとその場はそう思っておくことにしたのです。

 が、やっぱりなんとなく落ち着かなかったので、今週頭に別件で窓口に出かけた際、念のため別の人にもう一度聞いてみたのですよ。
 そしたら、 「召集に答えられないのはまずいから、何かしら手続きが必要だと思う。詳しくは窓口の責任者と相談してくれ」 と言うので、そうだよなぁ適当に放っておくって訳にはいかないよなぁと思いつつ水曜日に出直して責任者の方に相談してみた所、 「それは出発前に当局に一言断っておかなくちゃならないな。事情説明の手紙を書いて、中央警察署に提出に行くこと」 と言われたわけです。
 なんだよこんな間際になって中央警察署行きかよ、こんなことならいっそ質問しなけりゃ良かったよ、などとも思ったものの、まぁ、何かしらやっておいた方が後々のためにいいだろうと思い直して金曜日に出掛けてきたわけだ、中央警察署に。2時間半並びましたよ。
 で、警察の人に事情説明して手紙を提出したところ、

「事情は分かったけど、でも、召集は警察がやるわけじゃないからなぁ」
「え?違うんですか?」
「郵便局経由だから郵便局だね」
「あの、でも、受付窓口の方に手紙を書いてここに提出するように言われたんですが・・・」
「本当に?まぁでも、別に必要ないしねぇ。はい、これ返しておくよ」
「はぁ・・・」
「ただ、今君の手続き状況をサイトで見てみたらどうやら書類に不備があるらしいんだけど・・・」
「いや、それはそういうメッセージが出るだけで実際は問題ないらしいんですが・・・」
「あ、そうなの?でも、実際どうなのか確かめられないしねぇ。ここからじゃ手続きページに入れないから詳しいことが分からないんだよね」

 あのう、郵便局と警察署の連携は一体どうなっているんでしょうか・・・ 各々勝手に動いているんでしょうか・・・

「えーと、結局私はどうすればいいんでしょう?」
「まぁ、今のところ手続き状況が分からないしどうしようもないから、そのまま日本に戻っていいよ。とりあえず引換証もあるし」
「じゃあ、特に何かの手続きをする必要はないってことですか?」
「そうだね。9月に戻って来た時に滞在許可証を引取りに来れば、こっちとしては別に問題ないから」

 ・・・まぁ、要するにね、色々気を廻してあちこち出向いたものの、結局頼りないと思っていたあのお姉さんの判断が一番正しかったっていうね、そういうオチ。
  
Calender
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
Search
Copyright ©  -- Carpe Diem --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]