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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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♥ 昭和の匂い
 昭和は遠くなりにけり。
 考えてみれば、昭和が終わってもう22年も経つんだもんね。びっくりだ。
 っていうか、そろそろ23年になろうとしてるんだもんね。心底びっくりだ。

 さて、今回の連載は「昭和」なお話、と以前書きましたが、展開がベタだとか、テイストが古いとか、今回に限らずお前の書く話はいつも昭和っぽいだろとか、そういうあれこれはこの際置いておきまして、 単純に風俗的に 「昭和」 だなぁと。
 だって、「手紙」だもの。
 そんでもって今ってさ、学校名簿に住所や電話番号の記載はしませんよね。するところもあるのかもしれないけど、しないところの方が多いでしょう。名簿自体がないところもあるみたいだし。我々の時代 (=無印連載時代) は普通にあったんですけれども、まぁ、色々物騒な世の中になりましたからな。
 つまり、今回のこれはあの時代じゃなきゃ成り立たない話なわけで、そういう意味で実に 「昭和」 だなぁということなのでした。
 そうそう、あと 「全日本」 っていう言い方も時代を感じさせるよな〜。いつからだったかなぁ、「日本代表」って言うようになったの。
 そしてまた、この時代ってことにすると、「ピッチ」 と書かずに 「フィールド」 と書くべきなのかもしれないと思いつつ、そこは適当に混ざったりしてます。

 まぁ、それはともかく、そもそも岬君自体が昭和的な雰囲気のキャラだなぁと思います。
 今みたいにネットが発達し、携帯やメールが一般的になっている時代だと、岬君のあの儚さや切なさってのは出ないんじゃないかなぁと。「旅人」って雰囲気がなくなくなって、「旅行者」って感じになってしまう気が。

 源三さんも紛れもなく昭和だね。私の中での源三さんは、クサい台詞や熱血なセリフを恥ずかしげもなく堂々と言ってのける人なんですが、やっぱりその辺の熱さも昭和っぽい。
 まぁ、昭和っていうか、口調からするともっと年寄りっぽい気もするけどな。G-23のおまけで、「もうこうしちゃおれん!」とか言い出した時は、「一体お前いくつよ?」って思ったよ。
 いや、うちの源三さんは年寄りっ子なんで、口調もそんな感じで全くノープロブレムなんですが。
 つか、源三さんの口調って、お話書く時にいっつもちょっと悩むんだよなぁ。難しい。

 我が家の岬君が手紙を書かない理由は、まぁ、ありがちながらあんな感じなわけですが、実はもっとシビアかつ単純な事情なんじゃないかなぁとも思ったり。
 単に郵便代がもったいなかっただけかもしれんなぁ、岬君。
 小学生時代の岬家は結構つましい生活だっただろうからなぁ。家計を圧迫するようなことは出来ないだろう。そんなに大勢と文通してらんないよね。
 封書じゃなくてハガキだったとしてもだ、これまで出会って別れてきた人の数を思えば馬鹿になりませんよ、あなた。
「どうしてこれまで翼に手紙を書かなかったんだ?」
「エアメール代、いくらかかると思ってるんだよ。1回の切手代で夕飯のおかず一品増やせるんだよ?」
 とか、そんな感じかもしれません。
 その後WY編とかで普通に翼に手紙を書いたりしてるのも、一郎さんの絵が売れて生活に困らなくなったからかもしれませんね。

 ・・・って、そんな身も蓋もない話は嫌なんです!私は岬君に夢を見ていたいんです!
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