Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.
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♥ 打倒・大空翼
先日も書きましたが、我が家の岬君にとって、ピッチ上でのホームポジションは翼の隣。代表での11番は誰にも譲れないと思っています。
岬君にとってGCってのはやっぱり譲れない矜持だと思うんですよ。そしてそれが、彼がサッカーをやる上での最大のモチベーションにもなってる。いまだに。
そう、「いまだに」 なんだよなぁ。
無印時代はそれでいいと思うんだ。というか、「もう一度翼君の隣を走りたい」 っていうその気持ちはとっても納得できる。
高校時代は、まぁ、とりあえずちょっと置いておくとして、問題はプロになってからも相変わらずそうだってことなんだよね。
GCって岬君にとって、サッカー選手としての彼の最大の矜持であり原動力であると同時に、最大の足枷でもあるんじゃないかと時々思います。
無印時代からの他の主要キャラ達って、今は一緒に代表メンバーとして闘ってるけれど、みんな一度は 「打倒大空翼」 を旗印に掲げた人たちなんですよね。まぁ、石崎君は違うけど、あれはちょっと特殊なんでスルーするとして。
翼大好きな源三さんですらそうです。てか、そもそもこの2人の対決が始まりなわけだしな。
けど、岬君って今まで一度もそういうことがない。「追いついてみせるよ」 とは思えども、「追いこそう」 と思ったことはない。
翼のことを 最高のパートナーでありライバルだって言ってるけど、この 「ライバル」 ってのも他の人たちとは違って、「翼に勝ちたい」 「翼を超えたい」 じゃなく、「対戦した時にいい勝負をしたい」 「互いに切磋琢磨して行きたい」っていう感じで、なんだかとってもマイルドです。
番外編のGC対決はちゃんと読んでないのでどういう描かれ方をしていたのか分からないですが、漏れ聞く話から判断すると、やっぱり、「お互いに全力を尽くしていい戦いをしよう」 的な感じなのではないかなぁと。
要するに、色んな意味で、岬君の限界が翼なんだよな〜。
この漫画では翼が最高の選手なので、結果的に最高を目指しているとも言えるわけですが、まぁ、それは屁理屈に過ぎないわけで、同じ年の同ポジションの代表チームメイトが目標って、一選手としてどうなのかなぁと。
いや、岬君は 「世界一のMFになってみせる」 とかっていうタイプじゃないけど、心意気の問題としてさ。
誰を目指すとかじゃなく、「僕は僕の道を行くよ」 と泰然自若としてくれていればいいんですが、明らかに翼を目指しちゃってるからな〜(私はG-23で岬君が解脱したとはあんまり思っていない)。
しかも、「超える」ことを目指しているわけではなく、「肩を並べる」 こと止まりだからな〜。
キャラやポジションが違うとはいえ、あれだけ原作で翼翼言い、岬君以上に翼を持ち上げ褒め称えている源三さんが全く翼信者に見えないのは、やっぱり 「打倒翼」 っていうのが根底にあるからだと思うのです。そして、「世界一のGKになる」 という翼とは関係ない個人的な目標がちゃんとあること。
まぁ、簡単に言ってしまえば、ピンでのキャラがしっかりしてるってことですかね。
岬君はとても魅力的なキャラで、だからこそ私も飽きもせずに長年ファンをやっているわけだけれど、昨今では純粋にピンのサッカー選手としては印象が弱いのも否めない所。
G-23ではGCではなくピンの中心選手として活躍させてもらったような気もするんですが、それとは裏腹に、最終的な印象としては、「大空翼」 という足枷をより一層強く感じた気がします。
無印の頃もやっぱり 「翼の最良のパートナー」 という位置づけだったし、プレイスタイルは今ほど派手じゃなく、「いぶし銀」といわれる感じだったけれど、あのころの方がずっと翼との差別化が出来ていたし、選手としてのキャラが確立出来てた気がするんだよね。何より、二人が真の意味で対等だった。
ちょっと話が逸れますが、正直なところ、私としては、岬君は 「いぶし銀」 のようなプレイヤーでいて欲しかったんだよな〜。
今の岬君も凄く好きだし、特にパスが持ち味であるってことがはっきり謳われたのと、両利き設定はすごく嬉しいんだけど、あれほど派手じゃなくてもいいんだ。あれほどゴールを決めなくてもいいんだよな〜。願わくは、他人を生かすという岬君の特性をもう少し掘り下げてくれれば・・・
・・・まぁ、それはともかく、私としてはやっぱりGCはGCであり、翼の隣は岬君という図式は基本的には変わらないで欲しいけど、岬君はこのままじゃダメだと思うんだな。岬君がこのままじゃGCはダメだ (偉そうだな)。
で、今後岬君が (ひいてはGCが) 一皮剥けるためには、岬君と翼のポジション争いってのがあると面白いんじゃないかと。
例えば、GCについては相手チームもしっかり研究してくるんで、なかなか通用しなくなってくるわけです。で、ある試合で二人が完全に動きを読まれて押さえられ、苦戦したのをきっかけに、がらっとフォーメーションや戦術を変更することに。
具体的なフォーメーションは置いておくとして、翼か岬君、どちらか一方を起用することになるわけですよ。
で、二人は互いに、「相手が誰だろうと絶対に負けられない。試合に出るのは自分だ」 と、熾烈なポジション争いを繰り広げるわけです。
ある試合では翼が先発。岬君はベンチを温めながら、翼の積極性やピッチ上でのリーダーシップ、個人技なんかを改めて研究する。
別の試合では岬君が先発。翼は、相手の良さを最大限に生かす岬君のパスやフォローから色々と学び、時に単独プレイに走りがちな己を反省する。
そうやって、互いを客観的に見ることでその良さを確認し、参考にした上で、自分の個性も改めて認識するわけです。
そういったあれこれがあった後で二人が再びコンビを組めば、互いに互いが一番のパートナーであることを実感できるだろうし、本当の意味で対等なゴールデンコンビになるんじゃないかと思うんだけどな〜。
ま、五輪編で吉良監督がGCをバラで使うとは考えられないし、何より陽一先生が翼が岬君から学ぶところがあると考えているとは全く思えないので、こういうことは絶対にあり得ないだろうとは思いますが。
それに、またまた 「岬と翼の違い」 っていう話になると、いい加減、岬君ファン以外はうんざりするよな。
つか、この辺のことはWY編でやるべきだったんじゃないかと思うんだよな〜。
改めて考えてみると、WY編って、賀茂監督が 「お前は大空翼がいないと何にもできないのか」 という、ある意味禁断の台詞を発した意味があんまりないんじゃないかと思うんですよ。
世界各国を巡る旅で、岬君は確かに笑顔を取り戻しました。
が、それは勝ち負けを超えたサッカーの楽しさを思い出したっていうことであって、「翼がいなきゃ何にもできないのか」 っていう問題提起への直接の答えにはなってないんだよね。
あの後、翼抜きで、岬君が中心選手として自信を持って勝つ試合があれば、「1人で出来るもん!」っていう成長の証になったと思うんだけど、結局旅から帰ってきてすぐにGC復活しちゃったし、その後事故に遭ってしまったんで、その辺の意識改革や成長ぶりが良く分からない。
ブーメランシュートを披露した時に、ちょっと自己主張をしてみたりしていましたが、それも賀茂監督の台詞への答えとしてはちょっと弱いよね。
それでも当時は、あれで岬君は翼へのコンプレックスを乗り越えたんたということなんだと受け取っていました。コンプレックスを乗り越えて、「翼君と全日本には僕が必要なんだ」 と思えるようになったのだと。
だから、WY編は岬君の成長物語であり、GC成長物語だと思ったわけです。
が、G-23で再びあんなことになっているので、あれ?その話はもうケリがついたんじゃなかったっけ? 一体いつまで同じようなことを悩んでるの?と、訳が分からんことになっちゃった。
少なくとも私は訳が分からなかったさ。なので、G-23って全編これ蛇足だよなぁと思っちゃうんだよなぁ。
いずれにしても、岬君は一度、翼を 「その隣に肩を並べるべき目標」 としてではなく、「自分のポジションを得るために倒すべき存在」 として認識する必要があるのではないかと思うのです。
その上で改めて、 「翼君の隣を走るのは僕であり、僕の隣を走るのは翼君だ」 って思って欲しいなぁと、勝手なファンとしては思っております。
****追記****
今日(というか昨日?) は完勝でしたな。
サウジ、こんなに弱かったっけ?
次は21日かぁ。見られないな〜。
岬君にとってGCってのはやっぱり譲れない矜持だと思うんですよ。そしてそれが、彼がサッカーをやる上での最大のモチベーションにもなってる。いまだに。
そう、「いまだに」 なんだよなぁ。
無印時代はそれでいいと思うんだ。というか、「もう一度翼君の隣を走りたい」 っていうその気持ちはとっても納得できる。
高校時代は、まぁ、とりあえずちょっと置いておくとして、問題はプロになってからも相変わらずそうだってことなんだよね。
GCって岬君にとって、サッカー選手としての彼の最大の矜持であり原動力であると同時に、最大の足枷でもあるんじゃないかと時々思います。
無印時代からの他の主要キャラ達って、今は一緒に代表メンバーとして闘ってるけれど、みんな一度は 「打倒大空翼」 を旗印に掲げた人たちなんですよね。まぁ、石崎君は違うけど、あれはちょっと特殊なんでスルーするとして。
翼大好きな源三さんですらそうです。てか、そもそもこの2人の対決が始まりなわけだしな。
けど、岬君って今まで一度もそういうことがない。「追いついてみせるよ」 とは思えども、「追いこそう」 と思ったことはない。
翼のことを 最高のパートナーでありライバルだって言ってるけど、この 「ライバル」 ってのも他の人たちとは違って、「翼に勝ちたい」 「翼を超えたい」 じゃなく、「対戦した時にいい勝負をしたい」 「互いに切磋琢磨して行きたい」っていう感じで、なんだかとってもマイルドです。
番外編のGC対決はちゃんと読んでないのでどういう描かれ方をしていたのか分からないですが、漏れ聞く話から判断すると、やっぱり、「お互いに全力を尽くしていい戦いをしよう」 的な感じなのではないかなぁと。
要するに、色んな意味で、岬君の限界が翼なんだよな〜。
この漫画では翼が最高の選手なので、結果的に最高を目指しているとも言えるわけですが、まぁ、それは屁理屈に過ぎないわけで、同じ年の同ポジションの代表チームメイトが目標って、一選手としてどうなのかなぁと。
いや、岬君は 「世界一のMFになってみせる」 とかっていうタイプじゃないけど、心意気の問題としてさ。
誰を目指すとかじゃなく、「僕は僕の道を行くよ」 と泰然自若としてくれていればいいんですが、明らかに翼を目指しちゃってるからな〜(私はG-23で岬君が解脱したとはあんまり思っていない)。
しかも、「超える」ことを目指しているわけではなく、「肩を並べる」 こと止まりだからな〜。
キャラやポジションが違うとはいえ、あれだけ原作で翼翼言い、岬君以上に翼を持ち上げ褒め称えている源三さんが全く翼信者に見えないのは、やっぱり 「打倒翼」 っていうのが根底にあるからだと思うのです。そして、「世界一のGKになる」 という翼とは関係ない個人的な目標がちゃんとあること。
まぁ、簡単に言ってしまえば、ピンでのキャラがしっかりしてるってことですかね。
岬君はとても魅力的なキャラで、だからこそ私も飽きもせずに長年ファンをやっているわけだけれど、昨今では純粋にピンのサッカー選手としては印象が弱いのも否めない所。
G-23ではGCではなくピンの中心選手として活躍させてもらったような気もするんですが、それとは裏腹に、最終的な印象としては、「大空翼」 という足枷をより一層強く感じた気がします。
無印の頃もやっぱり 「翼の最良のパートナー」 という位置づけだったし、プレイスタイルは今ほど派手じゃなく、「いぶし銀」といわれる感じだったけれど、あのころの方がずっと翼との差別化が出来ていたし、選手としてのキャラが確立出来てた気がするんだよね。何より、二人が真の意味で対等だった。
ちょっと話が逸れますが、正直なところ、私としては、岬君は 「いぶし銀」 のようなプレイヤーでいて欲しかったんだよな〜。
今の岬君も凄く好きだし、特にパスが持ち味であるってことがはっきり謳われたのと、両利き設定はすごく嬉しいんだけど、あれほど派手じゃなくてもいいんだ。あれほどゴールを決めなくてもいいんだよな〜。願わくは、他人を生かすという岬君の特性をもう少し掘り下げてくれれば・・・
・・・まぁ、それはともかく、私としてはやっぱりGCはGCであり、翼の隣は岬君という図式は基本的には変わらないで欲しいけど、岬君はこのままじゃダメだと思うんだな。岬君がこのままじゃGCはダメだ (偉そうだな)。
で、今後岬君が (ひいてはGCが) 一皮剥けるためには、岬君と翼のポジション争いってのがあると面白いんじゃないかと。
例えば、GCについては相手チームもしっかり研究してくるんで、なかなか通用しなくなってくるわけです。で、ある試合で二人が完全に動きを読まれて押さえられ、苦戦したのをきっかけに、がらっとフォーメーションや戦術を変更することに。
具体的なフォーメーションは置いておくとして、翼か岬君、どちらか一方を起用することになるわけですよ。
で、二人は互いに、「相手が誰だろうと絶対に負けられない。試合に出るのは自分だ」 と、熾烈なポジション争いを繰り広げるわけです。
ある試合では翼が先発。岬君はベンチを温めながら、翼の積極性やピッチ上でのリーダーシップ、個人技なんかを改めて研究する。
別の試合では岬君が先発。翼は、相手の良さを最大限に生かす岬君のパスやフォローから色々と学び、時に単独プレイに走りがちな己を反省する。
そうやって、互いを客観的に見ることでその良さを確認し、参考にした上で、自分の個性も改めて認識するわけです。
そういったあれこれがあった後で二人が再びコンビを組めば、互いに互いが一番のパートナーであることを実感できるだろうし、本当の意味で対等なゴールデンコンビになるんじゃないかと思うんだけどな〜。
ま、五輪編で吉良監督がGCをバラで使うとは考えられないし、何より陽一先生が翼が岬君から学ぶところがあると考えているとは全く思えないので、こういうことは絶対にあり得ないだろうとは思いますが。
それに、またまた 「岬と翼の違い」 っていう話になると、いい加減、岬君ファン以外はうんざりするよな。
つか、この辺のことはWY編でやるべきだったんじゃないかと思うんだよな〜。
改めて考えてみると、WY編って、賀茂監督が 「お前は大空翼がいないと何にもできないのか」 という、ある意味禁断の台詞を発した意味があんまりないんじゃないかと思うんですよ。
世界各国を巡る旅で、岬君は確かに笑顔を取り戻しました。
が、それは勝ち負けを超えたサッカーの楽しさを思い出したっていうことであって、「翼がいなきゃ何にもできないのか」 っていう問題提起への直接の答えにはなってないんだよね。
あの後、翼抜きで、岬君が中心選手として自信を持って勝つ試合があれば、「1人で出来るもん!」っていう成長の証になったと思うんだけど、結局旅から帰ってきてすぐにGC復活しちゃったし、その後事故に遭ってしまったんで、その辺の意識改革や成長ぶりが良く分からない。
ブーメランシュートを披露した時に、ちょっと自己主張をしてみたりしていましたが、それも賀茂監督の台詞への答えとしてはちょっと弱いよね。
それでも当時は、あれで岬君は翼へのコンプレックスを乗り越えたんたということなんだと受け取っていました。コンプレックスを乗り越えて、「翼君と全日本には僕が必要なんだ」 と思えるようになったのだと。
だから、WY編は岬君の成長物語であり、GC成長物語だと思ったわけです。
が、G-23で再びあんなことになっているので、あれ?その話はもうケリがついたんじゃなかったっけ? 一体いつまで同じようなことを悩んでるの?と、訳が分からんことになっちゃった。
少なくとも私は訳が分からなかったさ。なので、G-23って全編これ蛇足だよなぁと思っちゃうんだよなぁ。
いずれにしても、岬君は一度、翼を 「その隣に肩を並べるべき目標」 としてではなく、「自分のポジションを得るために倒すべき存在」 として認識する必要があるのではないかと思うのです。
その上で改めて、 「翼君の隣を走るのは僕であり、僕の隣を走るのは翼君だ」 って思って欲しいなぁと、勝手なファンとしては思っております。
****追記****
今日(というか昨日?) は完勝でしたな。
サウジ、こんなに弱かったっけ?
次は21日かぁ。見られないな〜。
PR
岬くん語りを毎回、興味深く、うなづきながら拝読しています。
私は、岬くんにとって翼くんって「夢を与えてくれた人」と解釈しています。
かおり様も仰っているように、岬くんにとってサッカーは、各地で友達を作るためのツールだった。岬くんが見ていたのは、サッカーそのものよりもその先にある人間関係だったと思うわけです。しかも単発的な。それが翼くんの「ワールドカップで優勝しよう」から、サッカーで夢を見ること。サッカーをしていれば再会があること、長いスパンが存在することを学ぶ。
・・・・・と、この解釈が岬くんも「オリンピックで金メダルをとる」という華麗な後付設定で崩れたワケですが。
それはさておき、この大切な言葉をくれた翼くんを大切に思い、「一緒に優勝しよう」と思うことはいいんですが・・・・そう、翼くんをプレイヤーとしてもあこがれてしまっていることからなんかズレ始めた気がします。
G-23で軸となっている「岬くんの迷走」ですが、これって、私は高校時代に済ませておけばよかったことと思ったりします。20歳過ぎてから悩むことではないような。優勝できなかった南葛高校が舞台となればずいぶんと話が盛り上がったと思いませんか〜?翼くんと比較をされたはずの岬くんが、自分と翼くんの違いに悩む。悩んだままWYに突入して、賀茂監督の「お前は大空翼がいないと〜〜」と言われ、旅に出て答えを出してくる。(サッカーの喜びと他の決定打がほしいところです)答えを出していたとしても、交通事故が待っているのでその成果を出し切れないのが悲しいですが。
対し、翼くんは岬くんの良さをしっかりと分かっていると思います。
それが「今、対戦したい相手は岬太郎くんです」。これは、同じ選手に対する賛辞としては最高だと思うんですよ。そして、WYでも、岬くんがいないことに不安を感じ、最後には「ここに岬くんがいれば・・・!」と思ってますよね。
翼くんがこう思っていても、岬くんはひとりよがりに悩んでしまうわけで。翼くんは岬くんがいなくても「岬くん?キミならどうする?」なんて思わないのにっ。
私もWY編で岬くんが仙台の家で「あそこにボクがいれば最高のポジションで翼くんをフォローできるのに」と、言っている時点で翼くんへの呪縛は解き放たれたものと思ってました。
なのに、なのに、G-23はあれですよ。
小学生のときのよみうりランドの方がよっぽど自分の立ち位置を分かってましたよね。
次の連載では、きっとGCが際立つことでしょう。その中で、一言でいいから翼くんから「さすがだね!岬くん」と、翼<岬の部分もあるってことが描かれたら、私のこの翼くんへの偏屈なわだかまりも薄くなるかな?なんて思います。
いやぁ、確かに、今や呪いの言葉になってますよね〜。
でもまぁ、誉れにするか呪いにするかは岬君次第だと思うんですよ。
岬君が翼コンプレックスからきちんと抜けだして、サッカー選手・岬太郎としてのアイデンティティをしっかり確立することが出来れば、あれは再び最高の誉れになると思うんです。
が、今の岬君、あの言葉に力負けしちゃってるんですよね。だから呪いになっちゃってるんだと思います。
昔から岬君はある意味翼の影の存在でしたが、以前は意志のある影だったと思うんです。だから陽である翼とのコントラストもはっきりしていた。
それが今は本当に翼に従う影になっちゃってるのがなんともはや。ファンとしては歯がゆい限りです。
おっしゃる通り、今のままだと、引退も翼の隣を走れるか否かで決めそうですよね。
個人的には、流石にその頃には翼本位な考えから抜けていて欲しいなぁ、一サッカー選手として引退は自分だけの指標で決めて欲しいなぁと思っているんですけどね〜。
じゃないと、岬君のサッカー人生って本当に翼の役に立つか立たないかのみで終わってしまうことになりますし・・・
翼の役に立たなくなったからこれにてお役御免って哀しすぎるなぁと。
けど、今のままの岬君だったら普通に 「もう翼君の隣を走れないから」 って考えそうですよね。そこが困りもの。
G-23の語りは (も) 私見全開なので、このままだとかな〜り偏った情報がインプットされてしまうことと思います。
とは言え、是非原作を読んでください!と張り切ってお勧めできないのがG-23の辛いところなんですが・・・
なんにせよ、こういう岬君をそのまままるごと受け止めてあげられるのは、源三さんしかいないですよね!
と、私も源岬礼賛で終わりたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします♪
さてさて、G-23。
これを読む前は、私も翼は岬君に「夢」そのものを与えてくれたんだと思っていました。そしてサッカーと岬君の関係もなお様と同じように考えています。
で、そうか、なお様的にはG-23でその解釈が崩れちゃいましたか〜。
私は、多少の修正を余儀なくされたものの、これまでの脳内設定の大筋は崩れてないんですよね。
同じような解釈をしているのにどうしてだろう?と考えるに、多分、うちの岬君はなお様のところの岬君よりも、もともとサッカーそのものが好きな度合いがちょっと強いのかも。
私としては、野球全盛のあの時代、友達作りを第一に考えたら野球を選ぶだろう。敢えて超マイナーなサッカーを?1ツールとして選び、路上でシュート練習までしちゃっているのは、翼に会う以前からやっぱりサッカーそのものがすごく好き(翼みたいに執着してはいないものの) だったんだろう、と考えておりまして。
なので、思っているよりも更にサッカー少年だったのに少々驚きはしたものの、
オリンピックで優勝したいなぁ、父さんにメダルを掛けてあげたいなぁと漠然と憧れている岬君は、私的にはアリでした。
まぁ、陽一先生的には、漠然とした「憧れ」ではなくて、しっかり「目標」として夢見てたんだとおっしゃるかもしれませんが、そうは思えなかったんだから仕方がない。諦めてください、先生。
いずれにしても、基本的に同じような解釈をしているのに、ちょっとの差で受け止め方が違うというのは面白いですよね。
みんなちがってみんないい((C) みつお)。こういうところが同人の醍醐味かなぁと思います。
「迷走」については、ホント、本来ならば高校時代をちゃんと描いて欲しかったところですよね〜。
そして個人的にはWY編で二人のポジション争いが見たかった。事故での強制ログアウトじゃなくて!
「翼のパートナー」という岬君のキャラ的に、あの悩みそのものは凄くよくわかるんですよ。
ただでさえ感受性が強い岬君の、ただでさえ多感な高校時代ですから、散々迷い悩んだはず。翼との比較はむしろ高校時代の方が露骨だったんじゃないかと思いますし。
中高で年齢こそ違えど、「全国大会」という舞台、対戦相手、チームメイトがほぼ同じだから比較がしやすいですからね。
なのでこれまでは、ちゃんと描かれていないまでも高校時代にそういうあれこれがあり、その上でWY特別編のスランプがあり、そしてWY編でめでたくふっ切った、ってことなんだと解釈していました。
が、そこにあのG-23ですからね!びっくりですよね!
それって既に終わった話じゃなかったの?いつまで同じことで悩んでるの?と。
なお様のおっしゃる通り、同じ悩みで迷走しても、南葛高校が舞台だったら盛り上がったでしょうし、読者としても共感・納得できたと思います。
プロになってからあれをやられても、「甘いなぁ・・・」という感想しか持てないんですよね〜、正直なところ。
そしてこれまたおっしゃる通り、ぐるぐる悩む岬君にひきかえ、翼は岬君の良さをちゃんと分かっていて、正当に評価してるんですよね。これは無印からG-23にいたるまで、ずっと一貫してそうだと思います。
特にWY編で翼が幻影を見るほど岬君を頼っているのには、正直、びっくりしました。
あのころの翼ってもうプロで活躍しているわけで、自分1人で何とかなる、って考えているのかと思っていたんで。
「いつも一緒にキックオフのボールを蹴っていた岬君が、今、いない」っていう台詞にはちょっとぐっときちゃったものです。
翼はもうずっと 「さすが岬君!」 と同じ意味のことを言い続けてると思うんですよ。
だから結局、岬君次第なのではないかと。呪縛を解くのは本人しかいない。
なので、私の翼コンプレックスがどうしたらなくなるのかと考えると、やっぱり岬君自身の意識改革かなぁ。
翼はあのまま勝手に突っ走っててもらっていいんです。
実際に岬君が翼を超えたり倒したりしなくてもいいんです。
ただ、誰を目指すわけでなく、本当の意味で「僕は岬太郎」と思ってもらえれば。
どうもなかなか難しそうではありますけどね〜・・・