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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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☆ フットボール・ファミリー
 地震から1週間。
 この間に世界各国のサッカー選手やチームから色々なメッセージが発信されました。
 それらを見聞きするにつけ、つくづくサッカーというのはグローバルな競技だなと思い、そしてまた、つくづく今回の事態の重大さを思います。


 地震から一夜明けた12日の夜、シャルケ×フランクフルト戦を観てました。
 親戚の安否がまだ分からない状態だったのでサッカー観戦という気分からは程遠く、最初は気を紛らわせるためにただぼんやり眺める感じだったのですが、次第に内田のプレイに引き込まれ、胸が熱くなりました。

 あの試合の内田は凄かった。
 中2日とは思えないほどキレキレのプレイはもちろんだけど、観ていた人はきっと皆なにより、内田の気迫と彼を支えようとするチームメイト達の心意気を感じたのではないかと思います。

 試合後、ノイアーと一緒にユニフォームのメッセージをサポーターたちに見せる姿。
 日本の皆に宛てられた、「共に生きよう!」 という言葉。
 内田を抱きしめるラウール。

 どれも印象的だったけれど、なによりも内田のプレイそのものが一番のメッセージだったよ。
 これまで数え切れないほどサッカーの試合を観てきたけど、あんなに 「気持ち」 をダイレクトに感じるプレイはそうそうあるもんじゃない。
 あのプレイがあったからこそ、彼の言葉が多くの人の心に響いたのだと思います。
 試合自体はかなりお笑い路線だったけど、それも含めて笑顔と元気をもらえたし、リアルタイムで観て良かった、サッカーが好きで良かったと心から思ったゲームでした。


 「サッカーで日本に元気を!」 というのは、あながち理想論でも、やる側の自己満足だけでもないのだと思います。
 もちろん、実際に被災していらっしゃる方は元気付けられるどころか、テレビもネットも使えない状態で試合もメッセージも観られないわけですが、観られる私達が元気になって、復興やってやるぜ!どーんと来い!という気持ちを盛り上げることも大事。
 復興資金を集めたり、多少なりとも経済活動を活性化させたり、今走れない人の分まで元気な人間が走って、日本を回していくことが重要。
 それが、「共に生きよう!」 ということなんでしょう。

 
 というわけで、サッカーのみならずスポーツ界には可能な範囲で頑張って欲しいと思うんだけど、今月予定されてる29日のチャリティマッチは、色々もうちょっと考え直して欲しいとも思うんだな〜。
 いや、チャリティマッチ自体は賛成なんです。会場が西ならばとりあえず安全だし、ここは一発盛り上げて頂きたい。
 が、キリン杯の時点で思っていましたが、この時期に海外組は呼ばないで欲しかったなぁと。
 海外組はそれぞれのクラブで精一杯頑張って好パフォーマンスを見せてくれた方が励まされるし、嬉しいんだけどなぁ。
 
 内田と長友はCLに全精力を注いで欲しい。どっちが勝つにせよ、最高の舞台で最良のコンディションでの対決 (長友が出場すればの話ですが) を見せてもらいたいよ。

 てか、この状況でこの組み合わせというのは、やっぱりCLの抽選会は出来レー・・・ いやいや、サッカーの神様が宿っているんだなぁ。

 まぁ、それはともかく、内田は去年の秋頃からずっとスタメンフル出場で休みなしの上、この先もかなりの強行日程。しかも監督が変わったばかりで、1日は新政権下での初ゲーム。
 この試合で疲労困憊の低パフォーマンスになったら新監督からの評価にも関わるし (まぁ、1日は流石に出場しないかもしれないけども)、疲れが取れないまま5日にアウェイのインテル戦はきつ過ぎる。
 長友だっていくらスタミナ超人とは言え、短期間での往復と試合は堪えるよ。折角スタメンで出られる試合も増えてきた大事な時期にわざわざ呼びもどさなくてもいいんじゃないかと思うのです。

 本田は怪我明け間もないし、吉田、川島、岡崎、長谷部は残留争いでチームが大変な時。
 殊に長谷部は再度マガトが監督に就任してチームが少々混乱している時だろうしさ (長谷部はマガトには慣れてるでしょうが)。
 彼らが無理な日程で調子を落とし、ひいてはチームが2部に落ちたりしたら、サッカーファンはかなり凹むよ。
 他の人たちだって必死にスタメン争いをしてるわけで、ここで呼びもどして疲労させる意味が分からない。

 いや、海外組は皆快諾ということなので、喜んで来てくれるんだろうし、むしろ来たいと思っているんでしょう。
 でもだからこそ、「俺たちはこっちで頑張るから、お前らも自分のチームで頑張れ。遠く離れていても心は一つ!(by 長友)」 ってことで、今は呼ばないで欲しかった。


 そもそも、今回のチャリティは普通にJリーグ選抜の対抗戦がいいと思うんだけどなぁ。
 Jにだっていい選手は一杯いるよ。ザックは国内組の新戦力を探すいいチャンスだよ。
 なにより、鹿島はチームが無期限解散になっちゃってるし、仙台も活動休止で先行き不安でしょう。
 J開催の目途が立たない今、できるだけ国内の選手に試合をさせてあげたいと思うのです。今回は特別に、J2の水戸の選手なんかも参加してさ。
 被災地域の方々にしても、仮に試合を観ることが出来たとして、今回ばかりは海外に行ってる有名選手よりも、おらがチームの選手が頑張ってる姿を見る方が励みになるんじゃないかなぁ。
 「地元密着」 「地元に活力を与える」、それがJの基本であるフランチャイズの理念だと思うんだけど、どうだろう。

 でも、普段Jを観ない人も多いだろうし、やっぱ有名選手が来た方がいいのかなぁ。
 けど、現代表の要であり、女子人気抜群の遠藤もいるし、これに加えてカズを呼んだり、名波が気持ちだけでもFKの壁に入ったりすれば、お客さんは十分呼べるし、盛り上がると思うんだけどなぁ。

 海外組を呼んでのチャリティをやるんだったら、海外リーグが終わった6月頃にやる方がいいんじゃないかと思うんですよ。
 日程の問題だけでなく、集金的な意味でもさ。
 今回は多少メンバーの知名度や実力が落ちても、みんな支援の意識が高いだろうから人は入ると思うんだ。
 でも、復興資金は継続的に必要なわけで、この先、少しそういう意識が薄れてくるだろう時期に、名前で人を呼べる人たちで試合をやって再びお金を集めるってのも1つの策なんじゃないかなぁと。
 いや、すでに今回の試合とは別に何か考えてるのかもしれないけども。

 
 とまぁ、あれこれ思うところはありますが、なんにせよ、西の人たちには是非スタジアムに足を運んで、思う存分ゲームを楽しんで頂きたいです。
 そして、テレビの実況応援はやっぱり松木&セルジオコンビでよろしく。
 日本を奮い立たせ、笑わせてくれるのは、この2人しかいないからね!


 
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