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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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ノスタルジー
「巨人の星」がリメイクされるそうですね。なんでも今回は花形が主役だとか。
 Yahooの記事を読みながら、今の若い人は貧乏から這い上がる飛雄馬よりも裕福な花形の方に共感を覚えやすいってのは確かにそうかもなー、となるとC翼の場合はもし小次郎サイドから描くと時代に逆行することになるんだなー、なるほどねー、結構面白そうな試みだよねー、へぇ、どれどれ、などと軽い気持ちで画像をクリックしてみて、思わず反射的に海老反りになるほど吃驚たまげました。

http://www.shonenmagazine.com/kikaku/hanagata_cm/hanagata.html

 こ、こ、この爽やかなやんちゃ少年風味の人があの花形満なんでしょうか。うわぁ。

 えーとですね、私は別に「巨人の星」に対してこれといった思い入れがあるわけではないのです。いや、思い入れどころか、大昔にアニメをちらっと見たことがある程度でして、内容に関しても、主人公・星飛雄馬が真っ赤に燃える王者の印である巨人の星を掴むまで、血の汗を流しつつ、涙を拭くこともなく、試練の道をド根性でどんと進んで行くお話、という程度の知識しかありません。
 ぶっちゃけ今回の記事を読むまで花形が阪神入りしたってことすら知らなかったんですが、それでもこう、心の奥底の深いところで結構したたかに衝撃を受けているのは何故だろう。
 まぁ、今更60年代のあの絵柄でやってもギャグにしかならないからねー、内容自体は結構面白くなるんじゃないかなー、綺麗な絵だし結構受けるんじゃないのー、などと思いつつも、うーん、なんだろうこの気持ち・・・ 

 そういや、かつて四谷の聖イグナチオ教会が建て替えられた時もこんな気分だったなぁ。古臭くて設備のあちこちにガタが来ていたけれど、それが伝統と味わいを醸し出していた旧い教会が建て替えられ、その代わりに大きく明るく美しく近代的な、けれどもどこかのっぺりした建物が現れた時、全く関係のない異教徒の身とは言え、何故だか深い喪失感を覚えたものです。あの時の感情にとっても良く似ている。

 時代の流れだし、新しくなった事を喜んでいる方々も沢山いるだろうし、これから創られていく歴史に栄えあれかしと願いはするものの、それでもやっぱり心のどこかで、この聖域には容易に手を触れないで欲しかったなぁ・・・ などとちょっぴりノスタルジックに思ってみたりする夏の夜です。
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