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Dum loquimur, fugerit invida aetas. Carpe diem, quam minimum credula postero.

   
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☆ 老兵は死なず
 週末の8日と9日、遠路トリノに行って参りました。言うまでもないと思いますが念のために言っておきますと、ユーヴェの試合を観るためです。今回は対アタランタ戦。

 世間はすっかり冬模様でかなり冷え込んでいる上、このところスタジアム周辺がなにかと物騒なもんで生観戦は思わず二の足を踏んでしまう感じなのですが、デーゲームなら、まぁ大丈夫だろうってことで敢行致しましたよ。虎穴に入らずんば虎子を得ず。スタジアムに入らずんば臨場感を得ず。昼だったら寒さも多少なりともマシ (希望的観測) だしねー。
 で、下が今回のチケット。西側1階3列目10番という、かなりピッチに近い位置の席です。

ticket


alpini

 この週末はイタリア中天気が悪くて、実際土曜日の早朝に家を出た時は雨が降っていたのですが、着いてみればトリノはなかなかの上天気。車窓から見たアルプスは既にまっ白でしたが、ダウンジャケットを着て歩いてるとちょっと暑く感じられるくらいでした。
 翌日の日曜日は午前中こそどんよりとした曇り空だったものの、試合開始の15時が近づくにつれどんどんいい天気に。きっちりその場の空気と私の願いを読んでくれるトリノの天気は実に素晴らしいと思います。
 天気予報によると、この日晴れてたのはピエモンテ州だけだったんで、いやぁ、運が良かったよ。まぁ、前日と打って変わってそれなりに寒かったのですが、風がないのが幸いでした。

olimpico

 こちらは試合開始前、応援歌を歌って盛り上がるスタンド。私の隣の兄ちゃんも熱唱してました。いやもう、単に言葉の上だけでなく、正に 「熱唱」 というに相応しい歌いっぷりだったよ。
 ユーヴェの応援歌はいくつかあるのですが、個人的には今の歌がとっても気に入ってます。これがずっと定着してくれるといいなー。

spalti


up1

 そなこんなしてる間にウォームアップ開始。上の写真はスタメンの皆さんです。後ろに見えるひょろ長いビニール人形はあちこちに配置されてたけど、マスコット人形かなんかなんだろうか。
 そういや昔、ユーヴェのマスコット人形、その名も 「アレックス」 ってのがいたなー。もちろんモデルはデルピだったのですが、彼はどこ行っちゃったんだろう。
 一方下の写真はベンチスタートの方々。とりあえず出番もないし、みんなで楽しく蹴鞠でもしようぜ・・・ というわけではないのでしょうが、どことなくのんびりムードです。ちなみに左から2人目が我らがキャプテン。
 やー、水曜日の試合の出来が良くなかったんで、つか今季は全体的に低調なので、今回もベンチスタートだろうなぁとある程度覚悟していたのですが、案の定でございました。この時点で、ベンチの様子が見える東側の席を取ればよかった、とちょっと後悔。
 因みにといってはなんですが、デルピと一緒にいるのは左からサリハミジッチ、クリーシト、ティアゴです。

up2

saluteiniziale

 上の写真は試合前のご挨拶。
 前の週に工場の大規模火災で多くの死傷者が出るという事故がトリノでありまして、試合前に犠牲者の方々へ1分間の黙祷が捧げられました。選手たちも腕に喪章を巻いての登場。
 しかしよく分からんのですが、イタリアでは1分間の黙祷の際に拍手をするのですよ。黙祷だと言っているのに何故拍手をするのか、訳が分かりません。つか、一体誰に対してどういう意味での拍手なんだ。
 イタリア人に聞いても、 「黙祷なんだから黙って祈るべきなんだけど、必ず誰か拍手する人がいるんだよねー、で、釣られてみんな拍手しだすんだよ」 とのことで、イタリア人自身もおかしいとは思ってるらしいのですが、この日もやっぱり拍手が沸いておりました。

 それはさておき、防寒対策はかなりやっていったものの、じっとしてるとそれでもやっぱりちょっと寒かった。
 試合の方も、それなりに攻め込むもののゴールには至らないというなんとも煮え切らないお寒い内容で、前半は結局0−0で終了。
 私の席は前半が相手ゴール側寄りだったので、ゴール前の攻防を見るには絶好の位置だったのですが、ここぞというチャンスをことごとく潰しやがるので、良く見えるだけに腹立たしさも倍増でした。

 そんなわけで、今ひとつピリッとしない前半だったわけですが、後半開始と同時に、イアクインタに代わって出て参りましたよ、デル・ピエーロ!
 conranieri

 上の写真はマルキオンニ (パッラディーノと交代) と一緒に監督ラニエリ(後ろ向きの人)から指示を受けてるところ。 

punizione
 
 さて、後半になってサイドが代わったわけですが、↑この仕切りガラスのせいで、向こう側の様子があまりよく見えないのですよ。攻め込んでいくところまでは分かるものの、肝心の左サイドからの攻撃の詳細が今ひとつ良く分からんのです。あ、「肝心の」 というのは、デルピが基本左サイドだからです。あ、ネドヴェドも左ね。
 因みにこのフリーキックは惜しくもキーパーにセーブされてしまいました。くそー。
 下はデル・ピエーロ (とトレゼゲ)の写真。いつも思うんだけど、短パンが少々デカ過ぎるのではないかと・・・

ale2

ale1

 そろそろ時間がなくなってきて、段々苛々が募ってきた後半76分、大変長らくお待たせしましたビアンコネロの皆様ってな感じで、ついにネドヴェドの右足炸裂!!
 その瞬間、観客席総立ちで大興奮の大喜び!もちろん私も諸手を挙げて大喜び!こんなこともあろうかと、カメラを首から提げる仕様にしておいて良かったよ!さもなきゃ落として壊してたよ!
 試合終了間近の粘りのゴールに、フィールドプレイヤーばかりか、ブッフォンまでわざわざゴールマウスから出張してきて一緒に祝福しておりました。

doporete2

doprete

 ゴール後のネドヴェド大先生。後ろの兄ちゃんたちが、「ネドヴェドは不死身だ!」 と叫んでましたが、まったくもって同意です。これで35歳って、人間業じゃないよなー。 
 この試合はネドヴェドの記念すべきセリエA出場300試合目だったので、彼が決めてくれて嬉しい限り。これがネドヴェドの今季初ゴールなわけですが、ここぞという時に彼らしいパワフルミドルでチームを救ってくれる辺りは流石です。

 この日は他にノチェリーノとモリナーロがとっても良かった。デルピも絶好調とは言えないものの要所要所で魅せてくれて、まずは及第点のパフォーマンスでした。満足満足。
 ところでこの試合、例えばイアクインタがゴール決めて前半からリードを奪ってたら、恐らくデルピは後半残り15分とか20分にしか出てこなかっただろうなぁと思うのです。
 なので、イアクインタが今ひとつでデルピが後半頭から出場し、最終的には試合に勝ったってのは、私的には美味しい展開だったと言えるかもしれないなー。
 まぁ、欲を言えばデルピに決勝弾を決めて欲しかったですが、今日はネドヴェドの日だったということでね!
 や、別にイアクインタの不発を喜んでいるわけではないの。そんなわけでは決してないの。ないのですが、所詮私はデルピエリスタなのさ・・・ なんだかんだ言ってデルピが試合に出ると無条件に嬉しいのさ・・・ デルピがゴールをしたら通常の3倍増しで嬉しいのさ・・・
 そんなわけで、イアクインタ、狭いおでこに反する広い心でファンの心情をご理解ください。つか、生え際の髪をデルピに少し分けてあげてください。

 とまぁ、そんなわけで1年ぶりのトリノに上機嫌で別れを告げてまいりました。今回の遠征で手袋を片方失くしたけど、まぁ、そんなこたどうでもいいさ! 
 次のラツィオ戦にはカモラネージが戻ってきますように!
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